ハイクオリティな動画生成AI Runwayの新モデル「Gen-3 alpha」の概要と機能について詳しく紹介!

Gen-2を使って作った動画のGIF

映像出典runway

動画生成AI業界でずっとトップを走り続けてきたのが、Runwayというツールです。こちらは、テキストプロンプトや画像から動画を作成できるツールとして長く使われてきました。

そんなRunwayは新しい動画生成AIモデル「Gen-3 Alpha」をリリースしました。これは、動画生成技術の最前線に立つ革新的なモデルであり、複雑なシーンの変更や詳細なアートディレクション機能を備えています。Open AI SoraやLuma AIのDream Machineの登場によって存在感が薄れ始めてきていたrunwayが息を吹き返そうとしています!

この記事では、Runway Gen-3 Alphaの概要、使い方、新機能について詳しく解説します。

1章 Runway Gen-3 Alphaとは?

Runway Gen-3 Alphaは、AI企業Runwayが開発した次世代の動画生成AIモデルです。このモデルは、複雑なシーンやシネマティックな選択肢を含む動画を生成する能力を持ち、クリエイティブな表現の幅を大きく広げることが期待されています。

特徴

  • 高精度の動画生成:複雑なシーンやシネマティックな選択肢を含む動画を生成可能。
  • マルチモーダルトレーニング:画像と動画の両方でトレーニングされているため、テキストから動画を生成するだけでなく、画像から動画を生成することも可能。
  • 高度なカメラコントロール機能:モーションブラシやディレクターツールなどのコントロール機能を強化。

新機能と向上点

フォトリアリスティックな人間キャラクター

Gen-3 Alphaは、表情豊かな人間キャラクターを生成する能力に優れており、幅広い動作や感情を表現することができます。これにより、新しいストーリーテリングの可能性が広がります。

こちらの動画では様々な国籍、年齢、性別の人物が作成された動画をまとめています。どの動画でも人物の描写が非常に自然なものとなっています。動画生成AIツールで作成する人物はどこか、アニメのような画風であったり油絵のような画風であったり本来の人間の肌感とはどこか異なることが多かったです。しかしgen3に描かれる人物はそのような不自然さが一切ないですね。

時間的一貫性の向上

Gen-3 Alphaは時間的一貫性の点で大幅に改善されており、テキスト入力と画像入力の両方でGen-2と比較してモーフィングが大幅に減少しています。これにより、シーンの遷移が滑らかになり、よりリアルな動画を生成することができます。

こちらの動画では、何もないからの倉庫から突如としてジャングルが現れるという描写となっています。ジャングルが現れる瞬間の植物が成長していく様子や、カメラがジャングルの中を映す際などの場面の転換において一切不自然な点がありません。

高度なカメラコントロール機能

新しいモーションブラシや高度なカメラコントロール機能、ディレクターツールが追加されており、ユーザーはシーンの細部をより細かく制御できるようになりました。

こちらのRunwayのgen-3で作った動画では、カメラワークがドローンカメラのように変化していく様子が見て取れます。このカメラワークもかなりスムーズに変化していっており一貫性があります。

マルチモーダルトレーニング

Gen-3 Alphaは画像と動画の両方でトレーニングされており、テキストから動画を生成するだけでなく、画像から動画を生成することも可能です。これにより、より多様なコンテンツを生成できるようになりました。

Gen-3 Alphaは新しく改良されたRunwayのビジュアルモデレーションシステムやC2PAなどの新しい安全対策を備えてリリースされます。これにより、生成されたコンテンツの信頼性が向上します。

具体的な機能の例

モーションブラシ

モーションブラシは、静止画に動きを付ける機能です。これにより、画像を動画に変換する際に、自然な動きを再現することができます。

ディレクターツール

ディレクターツールを使用すると、映像の構図を詳細に指示することができます。これにより、プロフェッショナルな映像制作が可能になります。

Runway Gen-3はいつから使える?

Runway Gen-3は6月20日現在ではまだサービスを使うことができません。しかしながら、Runwayの公式からのアナウンスとして「数日以内」に使えるようになるとのことでしたので、7月にはRunway Gen-3は使えるようになっているのではないでしょうか?

Runway Gen-3が使えるようになり次第こちらでも情報を更新してまいります。

2章 Runway Gen-3 Alphaの使い方

Runway Gen-3 Alphaを使って動画を生成する手順は以下の通りです。

1. サインアップ

まず、Runwayの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。すでにアカウントを持っている場合はログインします。

(URLこちらから! )アカウント作成に手間取ったらこちらのページをご覧ください!

runwayの公式HPの画像

画像出典runway

2. Gen-3 Alphaを選択

実際のGen-1の操作画面の画像

画像出典runway

ログイン後、ダッシュボードから「Gen-3 Alpha」を選択します。(画像はRunway Gen-2)

3. プロンプトを入力

Gen-2にテキスト入力をする実際の操作画面

画像出典runway

動画生成に使用するプロンプト(テキストや画像)を入力します。例えば、「日本の都市を超高速で移動する電車の窓に映る女性の微妙な表情」といった具体的なシーンを入力します。

4. 動画生成

Gen-2で動画を作成中の待機画面

画像出典runway

プロンプトを入力したら、動画生成を開始します。5秒の動画を生成するのに約45秒、10秒の動画を生成するのに約90秒かかります。

3章 料金プランと商用利用の可否

Runwayの料金プラン

Runway Gen-3 Alphaの料金プランは以下の通りです。

プラン月額料金年額料金クレジット機能
ベーシック無料無料1個透かし付きの動画生成
スタンダード$15$144625クレジット/月解像度アップスケール、透かし除去
プロ$35$3362250クレジット/月無制限のビデオ編集プロジェクト
アンリミテッド$95$912無制限すべての機能が利用可能
エンタープライズ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせカスタム機能、優先サポート

詳しい料金プランの内容の違いは公式サイトをご覧ください!

商用利用の可否

Runwayで作成されたAI動画は、すべて商用利用が可能です。企業は安心してRunwayのAI動画をビジネスに活用できます。

4章まとめ

今回は、動画生成AIツールRunwayの新モデルGen-3についてご紹介しました。動画生成ツールのクオリティは急激に成長しており、熾烈な競争を繰り広げていっています。

特に、Open AIの動画生成AI、 Soraが発表されてから動画生成AIのクオリティの高さは業界全体として大幅に上がったように感じます。このように競争によっての分野の成長が見られるのは非常に良いことなのではないでしょうか。今後の進化にも目が離せません!

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