動画生成/動画編集AI『runway gen2』の使い方や料金を紹介!

runwayを使って実際に作った動画のキャプション

画像出典runway

runway(ランウェイ)とは、動画編集動画生成を手軽にできるAIツールです。動画編集と聞くと「手間がかかりそう」、「難しそう」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

runwayを使うとテキスト入力をするだけでお題に沿った新たな動画を生成したり、自分の持っている動画を簡単に編集したりすることができるのです!

さらに11月4日にアップデートが実施されより性能がアップしました!アップデータで追加された最新機能Motion Brushについても詳しく紹介しています。

本記事ではそんな動画生成AI runwayの始め方や使い方、料金についてわかりやすく解説します!

1章『runway』の概要と始め方

runwayは動画編集、動画生成を行うAIツールです。既存の動画からは、簡単なモザイク処理や動画内の背景加工などの編集ができます。さらに、テキスト入力から動画を作ったり、既存の写真・動画を用いて新たな動画を作ることもできます!

動画のモザイク処理や背景加工などは動画投稿者の方だけでなく、SNSに動画を載せたい方などにもおすすめの機能です!

また、runwayは無料でも使うことができます!有料プランもありますが本記事では無料プランを使ってrunwayの紹介をしていきます!

1-1『runway』の始め方

それでは、早速runwayの始め方を紹介していきます!

①『runway』を開く

まずはrunwayの公式HPを開きましょう。(URLこちらから! )

runwayの公式HPの画像

画像出典runway

②『runway』のアカウントを作成

公式HPを開いたら『TRY RUNWAY FOR FREE』をクリックします。

runwayのサインイン画面

画像出典runway

アカウントを作るためには、メールアドレスまたはGoogleアカウント、Apple IDが必要です!いずれかを使ってアカウントを作成しましょう。

ユーザーネームとパスワードを入力する画面

画像出典runway

メールアドレスを使ってサインインした方は、ユーザ名とパスワードをこの画面で設定しましょう!Googleアカウント、Apple IDを使っている方はこの画面はスキップされます。

姓名を入力する画面

画像出典runway

先ほど同様にメールアドレスを使ってサインインをした方は姓名を入力して『Create Account』をクリックします!こちらの画面もGoogleアカウント、Apple IDを使っている方はスキップされます。

メールアドレスに送られた認証コードを入力する画面

画像出典runway

メールアドレスで登録した方は、認証コードが含まれたメールが送られてきます。画像の赤枠部分に認証コードを入力して『Validate』をクリックします。

サブスクリプションの案内が書かれた画面

画像出典runway

③無料か有料かの選択

最後に、サブスクリプションの案内が表示されます。今回は無料バージョンを使うので赤枠の『Skip』をクリックします。無料で使いたい方は同じように『Skip』をクリックしてください!

runwayアカウント作成後のホーム画面

画像出典runway

ホーム画面が表示されたら、無事に登録完了です!


2章『runway』の使い方

では、実際に『renway』を使えばどのようなことができるのか?をその方法とともに解説していきます!

2-1『runway』の機能

runwayには、動画編集・動画作成に関する様々な機能があります。初めに実際にどのような機能があるのか主な機能を紹介していきます。

runwayの機能をどこから使えるかを示した画像

画像出典runway

runwayの機能はホーム画面の赤枠内にまとめられています。動画作成がしたい場合は「Generate videos」をクリックしましょう。動画編集がしたい場合は「Edit videos」から使うことができます。その他の機能も赤枠内から選ぶことができます!

動画生成

動画生成機能は「Gen-1」「Gen-2」「Frame Interpolation」の3つの機能があります。

Gen-1

Gen-1では既存の動画から、定したイメージを元に新たな動画を作ることができます。こちらの機能は利用するのにクレジットを消費します

実際のGen-1の操作画面の画像

画像出典runway

こちらが実際の操作画面となっています。持っている動画をGen-1にアップロードして動画のスタイルを設定します。動画のスタイルは以下の3つの方法で設定できます。

  • 画像のアップロード
  • Runwayに標準装備されているイメージ
  • テキスト入力
Gen-2

Gen-2ではテキストや画像入力によって動画を1から作成することができます。こちらの機能は利用するのにクレジットを消費します

runwayのGen-2の開始画面

画像出典runway

こちらは後ほど実際にGen-2を使った様子を紹介します!

Frame Interpolation

Frame Interpolationは複数の画像を入力すると、画像が変化していく様子を動画にすることができます。

例えば、「犬」と「猫」の画像を入力すると、犬が徐々に猫に変わっていく動画を作成することができます。こちらの機能は利用するのにクレジットを消費しません

こちらも後ほど実際に使ってみた様子を紹介します!

動画編集

動画編集機能は全部で10つの機能があります。

機能の名前機能の内容クレジットの消費の有無
Remove Background動画内で指定した部分のみを切り出し、他の部分を削除します。クレジットを消費します。
Inpainting動画内の指定した部分のみを削除します。クレジットを消費します。
Color Grade動画の色のトーンを変更できます。クレジット消費なしで使えます。
Super-Slow Motion既存の動画からスローモーションを作ることができます。クレジット消費なしで使えます。
Blur Faces人間の顔に自動でモザイクをかけます。クレジット消費なしで使えます。
Depth of Field動画全体にぼかしを加えられます。クレジット消費なしで使えます。
Scene Detection自動で動画を場面ごとに分けることができます。クレジット消費なしで使えます。
Extract Depth深度マップ(カメラからの距離で色分けされたもの)を作ることができます。クレジット消費なしで使えます。
Motion Tracking動画内の動いてる対象を自動で追跡します。クレジットを消費します。
Motion Brushブラシで塗った部分が動画に変換されます。クレジット消費なしで使えます。

半分以上の機能がクレジットの消費なしで使えることがわかります!無料プランだけでも十分動画編集の助けになりますね!

今紹介したもの以外にも、動画内の無音の箇所を自動でカットする機能など実用的な機能が多くあるので実際にぜひ使ってみてください!

2-2『runway』の使い方と実用例

それでは実際にrunwayを使って動画作成、動画編集をしていきましょう。今回は、「Gen-2」と「Frame Interpolation」の2つの機能を実際に使っていきたいと思います!

Gen-2

まずはGen-2の画面まで移動しましょう。Gen-2は先ほど説明したようにテキスト入力、画像入力あるいは両方を入力して動画を作成できます。今回はテキスト入力を使って動画を作っていきます!

今回は「骸骨が砂漠のピラミッドの間をギターを弾きながら歩いている」という動画を作りたいと思います!

Gen-2にテキスト入力をする実際の操作画面

画像出典runway

この時、プロンプトは英語で行うことをおすすめします!deep Lなどを使って英語のテキストを作っていきましょう。この内容をテキスト入力していきます。(日本語より英語の方が性能が良い場合が多いです。)

Generate 4s」をクリックすると動画作成が開始されます!ちなみに「Free Preview」をクリックすると生成される動画のイメージを確認できます!クレジットを消費する前に確認することをおすすめします。

Gen-2で動画を作成中の待機画面

画像出典runway

動画が作成されるまでには1分弱ほどかかりました。

最終的に次のような動画を作成することができました!

Gen-2を使って作った動画のGIF

映像出典runway

歩いてはいませんでしたが、「骸骨が砂漠にあるピラミッドの間でギターを弾いている」動画を作ることができました!

テキストのみでこのクオリティには筆者も驚きました!

※11月4日更新

Runwayより、Gen-2のアップデートが発表されました。テキスト・文章からの動画生成の忠実性、一貫性が大幅に改善されたとのことです!

Runwayの動画生成機能Gen-2のアップデート画面

画像出典Runway

AI動画制作を行っている人々からも「革新的な変化である」といった声が上がっています!実際に画質は1792×1024から2816×1536に改善されたとのことです。

Motion Brush

※11月29日更新

新たにGen-2からMotion Brushという機能が使えるようになりました。現在ベータ版として無料で利用することができます

こちらの機能は画像の一部の範囲を選択すると、選択したオブジェクトが自然に動き出す動画を作ることができるものになっています!作成した動画を見ていただくのが1番早いかと思います。

runway gen2のMotion Brush機能を使って実際に作った動画のGIF

出典Runway

このように背景の桜の花びらが綺麗に舞っているのがわかります!

こちらの使い方を早速紹介します!まずは、Gen-2の画面に移動します。

①Motion Brushを選択

runwayのgen2からmotion brush機能を選択する画像

画像出典Runway

画面赤枠の「Motion Brush」を選択します。

②画像の動かしたい部分を選択

runway gen2のmotion brush機能の編集画面

画像出典 Runway

画像を選択すると画像のような編集画面が現れます。矢印マークはオブジェクトを動かす方向を示しています。「Holizontal」は左右方向、「Vertical」は上下方向、「Proximity」は奥行方向を示しています。

runway gen2のmotion brush機能で編集を終えた画面

画像出典Runway

このように木の先端と花びらを塗りつぶします。塗りつぶし方はカーソルを対象物に合わせて長押しするだけです!

これをするだけで4秒の動画を作成できます!

※1月20日更新

さらに、このMotion Brushが独立した複数の範囲を選択することができました。これにより、画像の中のいくつかのオブジェクトを異なる動きで動かすことができるので、より自然な動画を作ることができる様になります。

Motion Brushを使って画像の中の複数の範囲を選択している画像

画像出典 Runway

こちらのように最大5つの範囲を選ぶことができ、それぞれに対して上下、左右、奥行き方向の動きを選択できます。さらに新しく上下の振動の動きを加えることができる様になりました。

こちらの画像では、桜の木の枝などに上下の振動の動きを加えれば風で枝が揺れている様子を作ることができます。

こちらの様に場所によって異なる動きをした動画を作ることができます!

Frame Interpolation

まずはFrame Interpolationの画面に移動します。

今回は以前筆者が訪れた阿蘇山の火口の写真と、runwayの画像生成機能を使って作った写真を使って動画を作ります。阿蘇山火口の写真

上の写真が阿蘇山火口の写真です。

runwayを使って作った噴火口の写真

画像出典runway

そしてこちらがrunwayを使って作った噴火口の写真です。

Frame Interpolationの操作画面の画像

画像出典runway

上の画像がFrame Interpolationの操作画面です。赤枠の部分に画像をドラッグするか、赤枠部分をクリックしてファイルから画像を選ぶことでアップロードすることができます。

画像をアップロードしたFrame Interpolationの画面

画像出典runway

画像をこのようにアップロードすることができました!画像をアップロードした順番に動画が作られていくので注意が必要です。画面右側の設定で動画の長さを設定することができます。

実際にframe interpolationで作った動画をGIFにしたもの。

出典runway

このような動画を作ることができました。実際は10秒の動画となっています。

さらに角度を合わせるなどの工夫をすることで、より自然な完成となるかもしれないですね!

注意点

筆者が画像をアップロードした際には、何度か画像が読み取れないというエラーが何度か発生しました。このエラーの対処法を筆者なりに見つけたのでご紹介します!

それが、使用したい画像を一度スクリーンショットで撮影することです。スクリーンショットで撮影した画像を使うと正常に読み込みが行われることが確認できました。

もしFrame Interpolationを使う上でエラーが発生したら試してみてください!

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3章『runway』の料金と商用利用

3-1『runway』の料金

これまでrunwayの無料プランでの紹介をしてきました。有料プランに興味がある方のために、料金プランの情報をまとめてご紹介します!

料金プラン料金主な内容
Basic無料
  • 125クレジット
  • クレジットの追加不可
  • 動画の画質720pまで
  • ビデオプロジェクトは3つまで
  • Gen-1で作れる動画4秒まで
  • Gen-2で作れる動画16秒まで

など

Standard12ドル/月
  • 625クレジット/月
  • クレジットの追加購入可能
  • 4Kの動画・2Kの画像を出力可能
  • Green Screen alpha matte での出力可能
  • ビデオプロジェクトは無制限
  • Gen-1で作れる動画15秒まで
  • Gen-2で作れる動画16秒まで

など

Pro28ドル/月
  • 2250クレジット/月
  • クレジットの追加購入可能
  • 4Kの動画・2Kの画像を出力可能
  • PNG とProRes 形式で画像と動画を出力
  • ビデオプロジェクトは無制限
  • Gen-1で作れる動画15秒まで
  • Gen-2で作れる動画16秒まで

など

Unlimited76ドル/月
  • クレジット無制限
  • Proプランの全ての機能
  • 2250クレジット/月の高速モードが使える

など

Enterprise要問い合わせ要問い合わせ

この情報は執筆時点での公式サイトの料金プランのページをもとに紹介をしています。

より詳しい情報をお求めの方、最新の情報をお求めの方は公式サイトをチェックしてください。(公式サイト)

3-2『runway』は商用利用できる?

runwayの公式サイトには以下のように書かれており、商用利用は可能であるとのことです!(公式サイト)

As a user on any of our plans (Free, Standard, Pro, or Unlimited) you retain complete commercial rights to all content generated or edited using Runway. You’re 100% free to use any content you create using Runway both commercially or non-commercially, and all copyright for your creations and generations is held by you.

runwayによって作られた作品は、製作者が商業権利、著作権を保持することができるとあります。この権利はどの料金プランでも適用されるようです!


4章『runway』のまとめ

今回の記事では、誰でも気軽に動画生成・動画編集ができるAIツール、runwayを紹介しました。

自分の思い浮かべた動画を生成するといった娯楽的な使い方から、モザイク処理といった実用的な使い方まで幅広い使い方をすることができることがわかりました。

runwayは無料プランがあるので、興味を持った方はまずは無料プランでrunwayを使ってみるのも良いでしょう。

本サイトでは、runway以外にも動画生成に関するAIツールを紹介しています。本記事を読んで気になった方はそちらの方も是非チェックをお願いします!(リンクはこちらから)

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