生成AIは、文章作成やクリエイティブなタスクの効率化に非常に便利なツールですが、AIが生成したコンテンツであることがバレるのは避けたいですよね。
この記事では、生成AIをを使ったことがバレにくく、人らしい文章を書いてもらうための具体的なテクニックを紹介します。
※当記事は生成AIであるのが判明しない事を保証しているものではなく、また悪用を勧めているものではありません。
目次
1章 AIで書いた文章はバレる?
当記事では「大谷翔平のすごい所を教えて」というプロンプトでchatGPTに聞いてみました。返答は下記のとおりです。
「大谷翔平選手の素晴らしい点は、主に以下の3つに集約されます。
1. 二刀流(投打両方での成功)
大谷翔平は、メジャーリーグで「二刀流」として投手と打者の両方で活躍している非常に稀有な選手です。通常、プロの選手は投手か打者のいずれかに特化することが求められますが、大谷はその常識を覆しています。例えば、2021年には46本塁打を打ちながら、投手としても9勝を挙げました。打者と投手の両方でリーグトップクラスの成績を収める選手は歴史的にも非常に珍しいです。
2. 驚異的な身体能力
大谷はその身長(約193cm)と体格(約95kg)を活かし、投手としても100マイル(約160キロ)を超える速球を投げる一方で、打者としても驚異的なパワーでホームランを打ちます。彼のスイングスピード、足の速さ、肩の強さなど、すべてがエリートクラスです。特に、スピードとパワーの両立はメジャーリーグでもトップレベルであり、他の選手に比べても際立っています。
3. メンタルとプロフェッショナリズム
大谷選手のメンタルの強さやプロフェッショナリズムも彼の成功の大きな要因です。日本でプロとしてのキャリアを始めた際、若くしてメジャーを目指すという大きな夢を持ち、それを実現するための努力と計画性を持って行動してきました。また、困難な状況でも冷静に対応し、自己管理能力が高いことでも知られています。
彼の成功は、身体能力、技術、そしてメンタル面のバランスが取れているからこそ成し遂げられているもので、今後も野球界で歴史的な存在として名を残すことが期待されています。」
AI判定ツールの基準としてはUserLocalと用いました。下記がリンクです。
https://ai-tool.userlocal.jp/ai_classifier
上記の文章を判定させると以下の様になりました。
このようにAIで書いたのがバレバレですね。
2章 AIが書いた文章をバレにくくするには?
では早速バレにくくする為のコツを書いていきます。
1,chatGPTに人間らしく書き換えてもらう
まず、第一段階として先程の文章をchatGPTに人間らしく書き換えてもらいましょう。
具体的な手順として、先程の文章に加えて、人間らしく言い換えてというプロンプトを加筆しました。
すると、以下のような返答になりました。
「大谷翔平選手のすごさは、いくつかの側面で本当に際立っています。
まず彼の一番の特徴は、ピッチャーとしてもバッターとしても一流である「二刀流」を実現していることです。現代の野球では、どちらかに専念する選手がほとんどの中で、160キロ以上の速球を投げるピッチャーでありながら、40本以上のホームランを打つバッターというのは、まさに異例の存在です。
また、彼の身体能力も驚くべきものです。193センチの高身長と95キロの体重がありながら、驚くほどのスピードで走り、投打ともに強烈なパワーと正確さを兼ね備えています。ピッチングでは速球だけでなく変化球もうまく使いこなし、バッティングではパワーヒッターでありながらも確実にボールに当てる技術もあるんです。
さらに、彼は数々の歴史的な記録を打ち立ててきました。2021年にはホームラン46本、投手としては9勝を挙げ、MVPに輝きました。これは、かつての伝説的な選手ベーブ・ルース以来の快挙で、まさに歴史に残るシーズンです。そして2023年には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本人初のMVPを獲得し、国際舞台でもその実力を見せつけました。
彼のメンタルの強さも忘れてはいけません。怪我や逆境に直面しても、常に前向きで、努力を惜しまずに取り組んでいます。彼の自己管理能力も非常に高く、トレーニングや食事管理に至るまで徹底しています。これらの要素が、長く成功を続ける秘訣になっているのでしょう。
そして最後に、大谷選手は世界中の野球ファンに影響を与えています。彼のプレーは単なる数字以上のものがあり、多くの若者に夢を与える存在です。これからも、彼がどのような記録を打ち立てていくのか、非常に楽しみですね。」
これをUserLocalに判定させると以下のようになりました。
まだまだ、改善の余地がありそうですね。
2,ペルソナ付与
1では単純に人間らしく書いてと指示しただけでしたが、これでは一般的な内容となってしまい、生成AIっぽくなってしまいます。
その対策として、書く人の設定を付け足してみました。
具体的には野球部の学生で、大谷翔平をすごく尊敬しているというものです。プロンプトは以下のとおりです。
「大谷翔平のすごい所を書いて。その際、書く人のペルソナは野球部の学生で大谷翔平をすごく尊敬してる感じで書いて」
返答は以下のとおりです。
「大谷翔平選手は、野球をやっている僕たちにとってまさに「神」みたいな存在です。まず、彼の二刀流ですよね。普通、プロの世界でもピッチャーかバッターどちらか一つで結果を出すだけでも相当なことなのに、彼はその両方を完璧にこなしています。ピッチャーとしては100マイルを超える速球を投げ、変化球の切れ味も凄まじい。しかも、その制球力も抜群。打者としては、ホームランを軽々と打つパワーと、全身を使ったスイングのフォームが圧巻です。
それだけじゃなくて、彼の精神力とプロ意識が本当にすごい。ケガをしても諦めずにリハビリを頑張って、さらに強くなって戻ってくる姿は、僕たちにも「努力の大切さ」を教えてくれるんです。どれだけ辛い状況でも、彼は自分に対する信念を持っていて、チームのために全力を尽くす。その姿勢に心から感動します。
さらに、彼の謙虚さも忘れちゃいけない。あれだけの実力がありながら、決して自分を偉そうに見せず、常にチームや周りの人たちへの感謝を忘れない姿勢は、同じアスリートとして尊敬せずにはいられません。
彼を見ていると、「自分ももっと上を目指さなきゃ」って思わされます。大谷選手は、ただの野球選手じゃなくて、夢を追いかける全ての人の象徴だと思います。」
こんな感じで感情がこもってる文章になりました。実際判定させてみると。
このように人が書いた可能性が高くなってきました。
次からは聞く内容を変えて、違う視点から考察していきたいと思います。
3,感情の込め方
何回かやっていくうちにただ、ペルソナを書くだけでは人だと判定されないことに気づきました。というのも解説者のペルソナで書いてもらうとAIだと判定されたからです。
例えば、野球解説者という体で書いてもらうとAIだと判定されました。さらに、人間が書いた文章でもchatGPTのように章立てて書くと生成AIだと判定されてます。このことから感情や個人的背景が伴う文章は人だと判定されるだと考えました。
次に質問を変えて「徳川家康が関ケ原の戦いの勝利した理由について聞いてみました。」
ただの院生というペルソナだと
のようになりましたが、ただの院生ではなく徳川家康が大好きな院生というペルソナにすると(ただし、この際箇条書きは避けるように指示しました)
3章まとめ
このように人の感情がこもっているような設定をペルソナに付与すると人だと判定されやすいことがわかりました。これは生成AIがどのように文章を作り出しているかということと関係があると思います。当サイトではその仕組みについて解説しているので是非、見てください。
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