Adobeの動画生成AI「 Firefly Video Model」はいつから使える?ウェイトリスト登録について紹介!

Adobe が提供する最新の生成 AI ツール、Adobe Firefly Video Modelは、クリエイティブな動画制作の領域において大きな進歩をもたらしています。現在、限定的なパブリックベータ版として提供されており、商用利用が可能な安全性がありますこのモデルは、Adobe の既存ツール群に新しい可能性を加え、映像制作における革新的なアプローチを提供します。

本記事では、Adobe Firefly Video Modelの使い方やウェイトリスト登録の方法について紹介します!

1章 Adobe Firefly Video Model とは?

Adobe Fireflyとは?

Adobe Fireflyとは、王手ソフトウェアメーカーであるAdobeからリリースされた生成AIです。

Adobe Fireflyの機能テキスト効果のプロンプト画面

今までのAdobe Fireflyでは、「テキストからの画像生成」「画像編集」「テキスト自体のデコレーション」などを行うことができることが知られていました。従来のAdobe製品では、動画生成やポスター作成といった作業を行うことができましたがAdobe Fireflyを使うことで、このような作業を補助することができるということで、広く使われています。

このツールの特色としては、「著作権上の懸念が完全に払拭されている」という点にあります!今回は、Adobe Fireflyに動画生成機能が追加されたことでさらに表現の幅が広がることが期待されます。

Adobe Firefly Video Modelの機能

Adobe Firefly Video Modelの最も注目すべき機能の一つが、テキストプロンプトからの動画生成です。他の動画生成AIと同様にシンプルなテキストを入力するだけで、リアルな映画風の映像やアニメーションを自動生成できます。

さらに作成した動画は細かな編集を加えることができ、より自分のイメージに近い動画を作ることができます。

  • カメラの調整:角度やズーム、動きの設定が可能で、プロフェッショナルな仕上がりを簡単に実現。
  • 複数スタイルのサポート:映画的なリアリズムから、抽象的なアニメーションまで、幅広い表現が可能です。

動画生成時には、カメラのアングル動きズームなどの詳細な設定が可能です。これにより、映画のワンシーンのような映像を簡単に再現できます。

    • バレットタイム効果:時間を止めたようなシーン演出が可能。
    • クレーンショット:ダイナミックな上下移動のカメラワークを実現。

Adobe Firefly Video Modelは、テキストプロンプトからだけでなく、静止画やイラストを動画に変換する機能も備えています。 これは特にBロール映像(映像に挿入する補完的な素材)の生成に便利で、共有のプロジェクトにあらかじめ統合可能です。

  • すべての素材を活用:ユーザーが持つ写真やイラストを動画に変換。
  • プロンプトでの詳細指定:画像に対して具体的な動きやエフェクトをテキストプロンプトによって示すことで、より詳細な情報をプロンプトに組み込むことができます。

例(日本語訳): プロンプト:夕暮れの雪の森にいるトナカイの映画的なクローズアップと詳細なポートレート。照明は映画的でゴージャス、ソフトで太陽の光を浴びたような、黄金色のバックライトと夢のようなボケ味とレンズフレアです。カラーグレーディングは映画的で魔法のようです。

このような、非常にクオリティの高く綺麗な動画を作成することができます。

Adobe Firefly Video Modelは日本語で使える?

Adobe Firefly Video Modelは100以上の言語に対応しており、世界中のユーザーがその機能を活用できます。もちろん日本語にも対応しているため、日本語でのプロンプトによって動画を作成することもできます。

生成拡張機能

Adobe Firefly Video ModelはAdobe Premiere Proと統合されており、動画編集のより良いサポートをできるようになっています。この「生成拡張」機能により、編集者は映像のギャップを埋めたり、トランジションをスムーズにできます。

  • 動画の延長:映像素材を補完し、自然な流れを維持して動画の時間を伸ばすことができます。
  • 音声の調整:生成された映像に合わせて音声を自動調整し、違和感のない仕上がりに。

2章 Firefly Video Modelの使用方法

1-1『Adobe Firefly』の始め方

①アカウントの作成

まずは公式サイトを開きましょう。

Adobe Fireflyのホームページの画面

画像出典Adobe

公式サイトのログインボタンをクリックします。Adobeにアカウントを持っている方は登録しているメールアドレスからログインしましょう。

Adobe Fireflyでログインする画面

画像出典Adobe

初めてログインする方はアカウントを作成しましょう!「アカウントを作成」というボタンもありますが、「Googleからログイン」のボタンをクリックしてもアカウント作成ページに移動することができます。

Adobe Fireflyでガイドラインに同意する画面

画像出典 Adobe

ガイドラインに同意したら、登録完了です!

Adobe Firefly Video Modelはいつから使える?

現在、Adobe Firefly Video Modelはベータ版として、一部ユーザのみが使える状態となっています。正式に全員が使えるようになるのは少し先のことになりそうですが、今もベータ版のトライアルをすることはできます。

①ウェイトリストに追加

サインインした状態で、リンクにアクセスしましょう。

ウェイトリストに入力する内容

画像出典 Adobe

ウェイトリストに登録するには、画像のように名前やメールアドレス・住んでいる国などを入力する必要があります。

あとはベータ版へのアクセス許可がメールで届くのを待つだけです。

3章 Adobe Firefly Video Modeの料金と商用利用

Adobe Fireflyは無料で使える?

Adobe Fireflyには、無料プランとプレミアムプランの2種類のプランがあります。概要は以下の通りです。

プラン無料プランプレミアムプラン
料金無料680円/月
クレジット数毎月 25クレジット毎月 100クレジット
追加特典なし
  • Adobe Fontsを利用可能
  • 生成した画像に透かしが入らない

ここで注目すべき点はクレジットに「毎月」と言う表記があることです。これは、無料プランでクレジットを使い切ってしまっても1ヶ月待てばまた使えるようになると言うことです!

さらにクレジットは繰り越しができないようなので、注意する必要があります。

さらにクレジットを使い切ってしまった場合、有料プランのみ機能を利用できることがあります。

『Adobe Firefly』は商用利用できる?

Adobe Fireflyが商用利用ができるかについて説明します。公式サイトからの引用になります。

【2023年9月13日】

アドビ(Nasdaq:ADBE)(本社:カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、Adobe Expressで「テキストから画像生成」および「テキスト効果」といった、Adobe Fireflyの生成AI機能の商用利用を開始したことを発表しました。

こちらの資料のようにAdobe Fireflyは商用利用できることがわかります!

4章 まとめ

Adobe Firefly Video Modelは、クリエイティブな映像制作における新しい可能性を切り開くツールです。テキストや画像から簡単に動画を生成できる機能に加え、Adobe Premiere Proとの暫定的な連携により、プロフェッショナルな映像制作がかつてないとても手軽になりました。

また、商用利用に関する安心感も大きな魅力です。ライセンス問題を気にしながら、安心してプロジェクトに活用できるために、クリエイターや企業は最大限の創造力を発揮できます。Adobe Firefly Video Modelは、これからの映像制作における新しい標準となり、多くのクリエイターにサポートされることでしょう

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