目次
第1章 Midjourneyの設定(/settings)について
画像生成のMidjourneyはそのままでも素晴らしい画像を生成してくれますが、Midjourneyの能力を最大限に活かすためには、適切な設定が必要となります。
今回は、そのMidjourneyの詳細設定をできる/setteingsというコマンドについてご紹介します。
この設定で本当にMidjourneyが使いやすくなるので、ぜひこの記事を読んで、使いこなしてください!
第2章 設定一覧
まず、設定を行うためには、Midjourneyを使っているDiscordを開き、入力画面に/setteingsと打ち込み、送信します。
するとこのような画面が開きます。
ここで設定できるものについて簡単に説明します。
Version | 最新版(7/10現在)はv5.2です。簡単にいうと、数字が上がるほど性能が高くなります! |
RAW mode | Nijiモードでは使えないモードとなります。Midjourneyだけの機能で、彩度が上がります。 |
Niji | いわゆるNijijourneyというやつです。Midjourneyのうち、二次元のアニメやイラストに特化したモードとなります。 |
Stylize | プロンプトやパラメータにどれだけ従うかという指標です。Lowが一番プロンプトに忠実に画像生成します。 |
Public mode | 自分で画像生成した作品が他の人に見られても良い場合の設定です。(一般公開) |
Remix mode | 一度生成した画像のプロンプトやパラメータを変更できます。微調整が可能になります。 |
Variation mode | 生成した画像からバリエーションを作る際に、どれだけバリエーションの幅を持たせるかを設定できます。 |
生成速度 | Turbo, Fast, Relax modeの三つで生成速度を調節できます。サブスクリプションGPUを多く消費しますが、生成速度を高めることが可能です。 |
それぞれについて具体例を出しながら、詳しく説明していきます!
① Version
Midjourneyは頻繁にバージョンが更新されています。バージョンが上がると、簡単なプロンプトでもより良い画像を作れるだけでなく、画質がよくなったり、より緻密な画像が生成されます。
v5.1とv5.2の比較記事も書いたので、こちらも併せてお読みください!
② RAW mode
このRAW modeは/settingsから、RAW modeのボタンをクリックするか、プロンプトの末尾に–style rawと打ち込むことで起動できます。
rawには”生”という意味がありますが、このモードでは、個人的にはプロンプトに忠実になるイメージがあります。
RAW modeを使った時と使っていない時の画像を比べてみます。
Prompt1 girl solo
いかがでしょうか。raw modeを使うと、1人の女の子という以外の要素が少ないように思えます。
こう見ると、raw modeを使うと大したことない画像が生成されるようになるのかと思われるかもしれませんが、そういうことではなく、例えば肌が綺麗といったプロンプトを入れるとそれが反映されて、非常に美しい女性が生成されたりします。
Prompt1girl, solo, an extremely delicate and beautiful, best quality, portrait, high detail, 8K, porcelain skin, black hair, long hair, ponytail, brown eyes, looking forward, confident smile, European traditional dress, lace gloves, hat with flowers, walking through a European city, cobblestone street, ancient buildings, vibrant cafe, busy market, bright sunny day, standing out from the crowd, noticeable Japanese beauty, waist-up shot. –v 5.2 –style raw
具体的にこういった画像を作りたい!というときはRAW modeを起動し、抽象的にこんな感じの画像があればなあというときはRAW modeをoffにすると良いと思います!
③ Niji
このモードは、Midjourneyが二次元のアニメやイラストに特化したものです。
/settingsからNijiというボタンをクリックすることで起動できます。
例えばこんな画像が作れます。
Prompt1 girl solo
④ Stylize
このモードでは、プロンプト(呪文)にどれだけ従うかを設定することができます。つまり、AIにどれだけ考えさせるかを決めるkとができます。
設定方法は/settingsによって出てくるボタンからLow, Mid, High, Very Highを選びます。また、プロンプトの末尾に–s 1000のように、–s (stylizeの値, 0~1000)を入力することでも導入できます。
ちなみに、low, mid, high, very highの値は以下のとおりです。
ボタン | stylizeの値 |
Stylize low | 50 |
Stylize mid (デフォルト) | 100 |
Stylize high | 250 |
Stylize very high | 750 |
値によってどのくらい違いが出るのか、みてみましょう!ちなみにプロンプトは以下で統一しました。
Prompt1 girl solo, beautiful, Japanese girl
stylizeの値が低いものは女性以外の要素が多いことや、個人的にはstylizeの値が大きいと女性のクウォリティが高くなっているように思います!
⑤ Public mode
Public modeでは自分の画像が他の人でもみれますが、Stealth modeでは自分が生成された画像を他の人が見ることはできません。
/settingsでも設定できますが、/stealth, /publicというコマンドによっても設定できます。
尚、ステルスモード(private mode)はProプラン以上でしか使えないので、ご注意ください。
有料プランについての説明は以下の記事で詳しく紹介しているので、併せてご覧ください!
⑥ Remix mode
このモードでは、生成後の画像について、プロンプトを訂正したりパラメータをいじることで、微調整することができます。
/settingsからremix modeをクリックしても設定できますし、/prefer remixと入力することでもremix modeを起動できます。
今回は、1 girl solo, beautiful, Japanese girlというプロンプトで生成された以下の画像を使ってみます。
生成された画像のV(Vary)ボタンを押します。
このような画面が開きます。
ここのプロンプトを改変して、送信してみます。
このような画像が生成されました!
standing on the street (道路に立っている), wearing a white dress (白いワンピースを着ている)などの要素を含めて生成してくれていることが分かります。
⑦ Variation mode
Variation modeでは、Vボタンでできるバリエーションの強さを設定することができます。
/settingsで設定画面を開くと、High Variation ModeとLow Variation Modeの二つがあることが分かります。
設定後、Vボタンをクリックすると以下のように生成されます。
今回は以下の画像について、High Variation ModeとLow Variation Modeを使って比較して見ました!
Low Variation Modeではほとんど変わらず少しの変化なのに対し、High Variation Modeでは比較的大きく変わっていることが分かります。
ほんの少しだけしっくりこない!といったときはLow、こんな雰囲気でいいけどもっと違う画像が欲しい!といったときはHighを使ってみると良いと思います!
これは、Variations(Subtle)とVariations(Strong)と同じ機能になります。詳しくは、以下の記事で紹介しているので、併せてお読みください。
⑧ 生成速度
生成速度の調節には3段階あり、Turbo, Fast, Relaxの順で生成速度が遅くなっていきます。生成速度が早ければそれだけサブスクリプションGPUを消費することになるので、注意が必要です。
第3章 まとめ
今回は、Midjourneyの/settingsで設定できる項目について全て紹介しました!これらを使いこなして、自分の思い通りの画像を作って見てくださいね!
他にもプロンプトの作り方などについても記事を書いているので、是非こちらも併せてお読みください!
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