今回紹介するツールは、今話題の生成AIを活用した動画編集アプリ 「Captions」(キャプションズ)です。
「Captions」は、最近Twitterでバズっているのをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
「Captions」は生成AIの技術力の凄さから動画編集アプリの中でもかなりの高評価を得ているツールです。
そんな「Captions」について、機能や使い方、安全性などを詳しく紹介していきます!
目次
第1章 Captionsの概要
「Captions」はシリコンバレーに本拠地を置くベンチャーキャピタル(VC)が提供している動画編集アプリです。
Captionsは生成AIを活用した動画編集ツールで、ビデオの圧縮や翻訳、字幕を付けるなどの機能があります。
その中でもとりわけ評価されているのは自動翻訳吹き替え機能のクオリティの高さと翻訳できる言語の多さで、43言語に対応しています!
また、CaptionsにはWeb版とiOS版とがあり、Web版とiOS版では利用できる機能が異なります。
それぞれの機能と使い方に関しては第4章で詳しく解説しています。
※ 現在CaptionsのiOS版はiPhone、iPad、MacのApp Storeなどでしか利用ができません。WindowsやAndroidでは現在使用できませんが、WindowsやAndroidでも使えるように開発を進めているようです。
第2章 Captionsの導入方法
動画編集アプリ「Captions」を使うには、パソコンでもスマホでもどちらでも可能です。
ただ「Captions」を使い始めるにあたり、Googleのアカウントor Appleアカウントが必要になります。
Web版はこちら、iOS版はこちらからインストールできます。
iOS版をインストールすると、
ログインをすると、 captions PROのサブスクリプションの登録画面が出てきます。
サブスクリプションを登録しない場合は左上の×マークを押してください。
(有料プランについては第4章参照)
第3章 Captionsの機能と使い方
3-1 iOS版の機能と使い方
まず画面中央下のMy Projectsボタンを押すと下の様な画面が表示されます。(きょうかのばあばのアカウントでログイン中)
動画編集アプリ「Captions」の編集機能としては、主に6つです。
・Import:撮影した動画をアプリ内にアップロードする機能。
・Camera:動画を撮影、その後AI Dubbingで編集する機能。
・Script:スクリプトをAIが自動生成する機能。
動画内で伝えたいポイントを簡潔に書き込むだけでスクリプトを自動生成してくれます。
・Teleprompter:自分のスクリプトで撮影、その後AI Dubbingで編集する機能。(≒Camera)
・AI Shorts:
・AI Dubbing:動画内の音声をAIが他言語へ翻訳する機能。
今回はScriptとSNSで話題のAI Dubbingについて使い方を説明します!
Scriptの使い方
この機能では、動画内で伝えたいポイントを簡潔に書き込むだけでスクリプトを自動生成してくれます。
生成したい文章にあわせて[動画のスクリプト]か[テキスト]かを選びましょう。
話言葉なら[動画のスクリプト]、書き言葉なら[テキスト]が良いと思います。
続いて[TEMPLATE]でどんなスタイルの文章にしたいかを選びます。今回は[Auto]で特にスタイルを指定せずに生成します。
次にスクリプトにしたいの内容のポイントを[動画の説明]の部分に記述します。スクロールすると文章の長さや声のトーンも指定できます。
最後に[スクリプトを生成する]を押します。
すると、スクリプトが生成されます!
右下の[撮影する]を押せば、生成したスクリプトで動画を撮ることもできます。
[TEMPLATE]で[Sales pitch]を選択すると先程とは異なる、セールス向きのスクリプトが生成されました!
AI Dubbingの使い方
AI Dubbingは選択した動画の音声を別言語に翻訳、字幕を付ける機能です。
フォルダがでてくるので編集したい動画を選択します。(複数選択可能)
続いて、元の動画の言語と翻訳言語を設定します。
翻訳言語を選択した後に出てくる[Translation Options]では[Translation Audio]を選択してください。
すると日本語のこの動画が
(少し翻訳に誤りはあるももの)英語に翻訳され、字幕も付きました!
生成した動画は次に字幕や音の編集ができます。
編集はFORMAT、AI EDIT、AI TEXT、AI AUDIOに分類されています。
機能が多く全ては紹介しきれないので大事な機能をピックアップして紹介したいと思います。
FPRMAT
[スタイル]では字幕のフォントや色、表示方法、表示時間などが編集でき、[スケール]では動画の縦横比を編集できます。AI EDIT
[ズーム]ではいつどれくらいズームさせるか、[アイコンタクト]では目の動き、[トリム]ではトリミングの編集ができます。AI TEXT
[検知]では特定の語を強調でき、[絵文字]では字幕内の単語に対応する絵文字を単語上に表示してくれます。AI AUDIO
[ノイズ除去]をonにすると動画内の無駄なノイズが除去され、[サウンド]では効果音を加えられます。アイコンが紫色になっている機能は何かしらの編集を加えたことを表します。
3-2 Web版の機能と使い方
こちらからWeb版を利用できます。
Web版で利用できる機能は以下の3つです。
・ビデオを圧縮する
・AIアイコンタクト
・字幕を追加する
赤枠で囲ったマークを押すと
このような画面がでてくるので、紫のボタンを押します。
するとファイルのアップロード画面がでてくるのでファイルをアップロードすることでそれぞれの機能を利用できます!
第4章 Captionsの有料プランの料金と注意点
3-1 『Captions』の料金
Web版「Captions」は、現在Beta版で無料で使うことはできます。DiscordでAccessCodeを入手した人のみ使用できます。
captionsは無料でダウンロードできるものの、動画のエクスポート機能を使うためには、有料プランの契約が必要です。
iOS版のみ、captions PROという有料プランがあります。
料金は
- Monthly Plan : ¥1,450 / month
- Annual Plan : ¥10,000 / year
- Weekly Plan : ¥900 / week
です。
以前は、captions PRO以外にもCaptions Maxといった複数プランも存在していたみたいですが、現在Japanのアプリでは、captions PROのみです。
3-2 注意点
互換性は下記の通りです。
- iPhone : iOS 14.2以降が必要です。(Requires iOS 14.2 or later.)
- iPod touch : iOS 14.2以降が必要です。(Requires iOS 14.2 or later.)
- Mac : macOS 13.0以降が必要です。(Requires macOS 13.0 or later.)
また、Captionsのプライバシーポリシーには、データの取り扱いが含まれています。サービスを利用するということはそのプライバシーポリシーに記載されている内容に同意をしたと見なされます。
Captionsプライバシーポリシー https://www.captions.ai/legal/privacy
第5章 まとめ
「Captions」は簡単に動画編集ができるツールです。
気軽に遊び感覚で使っていくこともできますが、これだけの機能が備わっているので、ビジネスとしてかなり役立ちます。
YouTubeなどの動画制作も今までと違う動画の作成、時間を短縮して作成できます。
またSNSやHPなど様々なマーケティングの手法にも活かすことができます。
「Captions」をまずは無料で使ってみて、そこから様々な創造性を拡げていってみてはいかがでしょうか。
執筆者;きょうかのばあば きょうか
きょうかのばあば
デジタルシニア テクノロジーを使いこなす71歳のばあば👵
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