ハイクオリティな3Dモデル・3Dアニメが作れるTripo AIは無料?使い方や商用利用について紹介!

作成された3Dモデルの細かな設定

画像出典 Tripo

皆さんは、3Dモデルの作成の経験はあるでしょうか?3Dモデルは主にゲームや映像作製に用いられることが多い技術です。そのため我々一般層にはあまり馴染みのないと思いがちです。

しかしながら、最近は学術論文に添付されている図に3Dで作られたものが使われていたり、AIによって3Dモデルを簡単にアニメーションに変更させたりするといった使われ方をするようになり、少しずつ身近なものへとなりつつあります。

本記事では、そんな3Dモデルを簡単に作成することができるツールである「Tripo AI」について、どのような機能があるのか・どうやって使うのかなどを詳しく説明していきます。

1章 Tripo AIとは?

Tripo AIは、AI技術を活用した革新的な3Dモデル生成ツールです。3Dモデル生成ツールはLuma AIのGenieaiuni AIといったツールが広く知れ渡っているツールと言えるでしょう。Genieはテキストプロンプトから3Dモデルを生成することができることが特徴、aiuni AIは画像から3Dモデルを生成することができることが特徴となっています。

Tripo AIの主な機能

前述した2つの3Dモデル生成ツールに対してTripo AIはどのような機能があるでしょうか?

  • テキストから3Dモデル生成(text to 3D model): ユーザーが入力したテキストプロンプトに基づいて、AIが3Dモデルを生成します。
  • 画像から3Dモデル生成(image to 3D model): ユーザーがアップロードした画像をもとに3Dモデルを生成します。画像の特徴を反映したモデルが作成され、視覚的な一貫性が保たれます。

このように、前述した2つの生成AIツールの機能を1つで実現することができます。さらに、近日公開の機能として2つの機能があります。

  • 3Dシナリオジェネレータ:テキスト・画像から3Dモデルを生成する機能の性能がさらに向上するとともに、動画やフリーハンドで書いたイラストを3Dモデルにすることもできるようになります。
落書きを3Dモデルに

画像出典 Tripo

  • 3Dアニメジェネレータ:作成したアバターなどをすぐにアニメーションにすることができます。

今まで3Dモデルを作ることはできましたが、3Dモデルをアニメーションに変換するツールは無かったのではないでしょうか。これを用いれば3Dモデルの使い道はさらに広がっていくことが期待できます!

2章 Tripo AIの使い方

Tripo AIの始め方

それでは早速Tripo AIの使い方を紹介します!

①公式サイトにアクセス

まずはTripo AIの公式サイトにアクセスしましょう!

公式サイトの画像

画像出典 Tripo

画面右上の「Sign up/Log in」をクリックしましょう。

②アカウント作成

アカウント作成画面

画像出典 Tripo

このようにアカウント作成画面に移ります。E mailアドレスかGoogleアカウントでアカウント作成ができます。

Tripo のホーム画面

画像出典 Tripo

アカウント作成が完了すると、Tripo AIのホーム画面に移ります。これにて準備は完了です!

Tripo AIを実際に使ってみた!

早速Tripo AIで3Dモデルを作成してみましょう。今回は論文の図などで用いることを想定して、オシロスコープの3Dモデルを生成していきます!

オシロスコープを作成

画像出典 Tripo

このようにテキスト入力欄に「oscilloscope」と入力して「Create」をクリックしましょう。作成1回につき60クレジットが生成されることに注意しましょう!

作成結果

画像出典 Tripo

こちらが作成結果の画面となっています。正直な感想を申し上げますと、クオリティが高すぎると感じました!オシロスコープの画像が表示されているかのような精密な再現度となっていて驚きを隠せません。

ご覧の通り、1つのプロンプトにつき4つの3Dモデルが生成されます。自分の好きなものを選びましょう。

作成された3Dモデルの細かな設定

画像出典 Tripo

気に入ったものを選ぶとこのような画面となります。画面右上の「Rigging & Animation」では先ほど申し上げた3Dアニメーションのアバターのモーションを設定することができます。さらに「Stylize」では3Dモデルの材質を設定することができます。

保存形式を選べる

画像出典 Tripo

このように5つの形式でダウンロードすることができます。また、ダウンロードには5クレジット消費します!

他の3Dモデル作成ツールと比較してみた!

他の3Dモデル作成ツールとのクオリティの比較をしていきます!

Luma Genieの3Dモデル 少し解像度が粗い

画像出典 Luma

こちらがLuma のGenieで作成したオシロスコープの3Dモデルとなっています。ご覧いただけるように全体的に粗い3Dモデルとなってしまっています。Lumaで作った3Dモデル単体で見れば違和感は少ないですがやはりTripoと見比べるとクオリティの差は歴然と言えるでしょう。Tripoのクオリティの高さを再認識していただけたと思います。

一方Lumaはクレジットの消費なく無料で3Dモデルを作成し続けられることから、なるべくお金をかけずに3Dモデルを作成したい方にはLumaがおすすめです。

3章 Tripo の料金と商用利用

Tripoは無料で使える?料金プランは?

ここまでTripoの3Dモデル作成性能や機能についてご覧いただいたと思います。ここからは、Tripoの料金についてご紹介いたします!

始めに申し上げますと、Tripo AIは無料で使うことができます!サインインの際に全員に600クレジットが付与されます。そのため、600クレジットまでなら実質無料で使うことができるのです。一回の生成に60クレジットを要するので、10回分ということになります。

また、無料プランの600クレジットは月毎に復活するので次の月には無料で使うことができます!

料金表

画像出典 Tripo

プロプランでは月額19.9ドルで3000クレジットが付与されます。モデルタスク機能やアルファ機能・優先作成サービスなどが追加されます。

プレミアムプランでは、月額139.9ドルで25000クレジットが付与されます。

Tripoは商用利用できる?

このように公式X(旧Twitter)アカウントで商用利用の許可を明記していることがわかります。このことから、商用利用ができると判断できます!公式サイトには現状記載が見つかりませんが、商用利用する際には適宜確認をすると良いでしょう。

4章 まとめ

今回は、3Dモデルを簡単に作れるTripoについて紹介しました!クオリティの高さには本当に驚かされました。このクオリティが利用回数に制限はあるものの、実質無料で使い続けることができるというのは非常にお得なのではないでしょうか。

また、今後リリースされる新機能の3Dアニメーション機能にも期待が高まりますね。

皆さんもぜひ使ってみてください!

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