世の中でAIにはさまざまな種類があります。画像生成AIや動画生成AIなどの有名なものから文章生成AIなどさまざまなものがあります。今回紹介するのは、3Dモデルを簡単に生成できる、「aiuni AI」というAIツールです。
以前に、テキストプロンプトから3Dモデルを生成することができるLuma のGenieというものを紹介しましたがこのツールとどのような違いがあるのでしょうか?今回は、aiuni AIの使い方や生成物のクオリティなどを詳しく紹介していきます。
目次
1章 3Dモデル生成ができるaiuni AIとは?
aiuni AIは、3Dモデルを簡単に生成できるAIツールです。aiuni AIでは、Unique3Dという技術を使って2Dのただの画像から3Dモデルを生成しています。
Unique3Dは、単一の正投影RGB画像から30秒以内に高精度なテクスチャメッシュを生成するAIシステムです。生成されたメッシュは、元の入力画像と非常に高い忠実度で一致し、テクスチャと幾何学的な詳細を高品質で再現します。このシステムは、8つのRTX4090 GPUを用いて5日間の学習で実現可能です。
従来の方法では、大規模な 2D モデルから情報を抽出することで 3D モデルを生成していましたが、ケースごとの最適化時間が長く、一貫性のないという問題がありました。
aiuni AIの機能は?
aiuni AIの主な機能は以下の通りです:
- 高品質な3Dメッシュ生成
- Unique3Dは、単一の正投影RGB画像から高品質な3Dメッシュを生成します。生成されたメッシュは、元の画像のテクスチャと幾何学的な詳細を高い忠実度で再現します。
- 3Dモデルを生成する機能と、3Dワールドを生成する機能があります。詳しくは後ほど実際につかながら説明いたします。
- 効率的な生成プロセス
- 生成プロセスは非常に高速で、1つのオブジェクトのメッシュ生成には30秒未満しかかかりません。
- 高度なディフュージョンモデル
- Unique3Dは、マルチビューディフュージョンモデルを使用して、正投影マルチビュー画像を生成します。その後、マルチレベルのアップスケールプロセスを通じて、生成されたマルチビュー画像の解像度を段階的に向上させます。
- 高精度な法線マップ生成
- 生成されたカラー画像に対して法線ディフュージョンモデルを訓練し、マルチビュー画像に対応する法線マップを生成します。この法線マップも高解像度スペースに引き上げるための同様の戦略を使用します。
- 即時かつ一貫したメッシュ再構築アルゴリズム(ISOMER)
- Unique3Dは、ISOMERと呼ばれるメッシュ再構築アルゴリズムを使用します。ISOMERは、カラーと幾何学的な事前知識を完全に統合してメッシュ結果に反映し、数百万の面を持つメッシュモデルを効率的に再構築できます。
aiuni AIの3Dモデルの応用
*AIアニメ: 静止画→Unique3Dでモデル化→AnimateDiffでVideo2Video を試す#AnimateDiff #ComfyUI #Blender pic.twitter.com/Jw7YtdW1lX
— Baku (@bk_sakurai) June 12, 2024
こちらはUnique 3Dの技術を用いて、画像から3Dモデルを生成しこれを別のアニメーション技術でアニメーションに変化させている様子です。
3Dモデルだけでは正直使い方に困る方もいるのではないでしょうか。しかし、このように3Dモデルから新たに別の技術を組み合わせて使い方を変えることもできるのです。
2章 aiuni AIの使い方
ここまでaiuni AIの基本的な情報についてご紹介してきましたが、ここからは実際にaiuni AIを使っていきましょう!
aiuni AIの始め方
aiuni AIを始めていきましょう!
①公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスしていきましょう!
画面真ん中の画像のロゴから画像をアップロードできますが、まだこの時点ではアップロードはできません。アカウントの登録が必要です。
②アカウント登録
画面右上の「アイユニに参加」の隣の、人のロゴ(画像赤い枠内)をクリックしてアカウント登録画面に移りましょう。
メールアドレス、またはGoogleアカウントから登録することができます。お好きな方法で登録してください!
③Discordから招待コードを取得
次にこのような画面が現れます。さらに招待コードを入力する必要があるようです。「招待コードを取得する」でdiscordから招待コードを取得します。
自分のニックネームを入力します。
アプリ版でDiscordを開くとこのようにAIuniから招待コードが送られてきます!こちらを先ほどの招待コードを入力する部分に入力しましょう!
無事に登録が完了しました!
aiuni AIで3Dモデルを作ってみた
image to 3D model
それでは実際にaiuni AIで3Dモデルを作っていきましょう!始めに画像から3Dモデルを作っていきましょう。
今回はChatGPTで生成したペンギンの画像を使って3Dモデルを作っていきたいと思います。
こちらのようなリアルな画風のペンギンの画像と、
このようなアニメイラスト風のペンギンの画像を使っていきます。
画面内の青色で囲まれた画像のロゴをクリックして画像をアップロードしましょう。
実行ボタンを押しましょう。
こちらが生成された3Dモデルとなります。ペンギンの左半分の顔しか画像から見えていなかったせいか、顔のバランスがおかしくなってしまいましたが、それ以外は完璧にペンギンが再現できています。
また、背景の中からペンギンだけを正確に切り取ることができたことにも驚きを感じました。
保存形式は、「glb」「fbx」「obj」の3つの形式が選べます。また、クオリティが気に入らなければ再生成もできます!
アニメーション形式でも正確にターゲットとなるオブジェクトを3Dモデルとして生成できました!
text to 3D world(3Dワールド)日本語で使える?
aiuni AIではテキストプロンプトから3Dワールドと言われるものを作ることができます。3DワールドとはわかりやすくいうとGoogleマップのストリートビューのような360°の画像に近いものです。
今回はテキストプロンプトから実際に3Dワールドを作る際に、日本語でのプロンプトが可能かも検証していきたいと思います。
夜の氷河の夜空でオーロラが光り輝いている
こちらのプロンプトを使っていきたいと思います。
このような画像を生成できました!この事から、aiuniは日本語でも使えることがわかりました!
ダウンロードは画像形式でしか保存できませんが、
このように360°全ての方向にスクロールすることができます!
3章 aiuni AIの料金・商用利用
aiuni AIは無料で使える?
aiuni AIは無料で使うことができます!そもそもaiuni AIはgithub上でunique 3Dが公開されている事からもわかりますね!
現在のところ有料プランなども存在しないようです。
近日公開予定の機能として「Dreamer」というものが表示されています。こちらが公開されたら、有料プランなどもできる可能性があるので今後注目が必要です。
aiuni AIは商用利用できる?
こちらがgithub上でのMITライセンスの文章となります。
本ソフトウェアおよび関連文書ファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)の複製物を入手した者は、本ソフトウェアを無制限に使用することができます。
本ソフトウェアの使用、複製、変更、合併、出版、頒布、再使用許諾、その他本ソフトウェアを使用する権利を含むがこれらに限定されない。
本ソフトウェアのコピーを使用、コピー、変更、マージ、公開、配布、サブライセンス、および/または販売する権利。
本ソフトウェアのコピーを使用、複製、変更、結合、公開、頒布、サブライセンス、および/または販売する権利、および本ソフトウェアを提供された者に許可する権利を含む。
また、本ソフトウェアを提供された者は、以下の条件に従い、本ソフトウェアを使用することができます:上記の著作権表示および本許諾表示は、本ソフトウェアのすべての複製物または相当部分に含まれるものとします。
本ソフトウェアは「現状のまま」提供されます。本ソフトウェアは「現状のまま」提供され、明示または黙示を問わず、いかなる種類の保証もありません。
本ソフトウェアは「現状のまま」提供されます、
本ソフトウェアは「現状のまま」提供されます。いかなる場合においても
著作者または著作権所有者は、契約上の行為であるか否かを問わず、いかなる請求、損害賠償またはその他の責任についても責任を負いません。
本ソフトウェアを使用する前に、本ソフトウェアを使用する前に、本ソフトウェアを使用する前に、本ソフトウェアを使用する前に、必ず本ソフトウェアの使用許諾を確認してください、
本ソフトウェアの使用またはその他の取引に起因または関連して発生した、いかなる請求、損害賠償、またはその他の責任について、契約、不法行為、その他を問わず、著作者または著作権者は一切責任を負いません。
本ソフトウェアを使用することはできません。DeepL.comで翻訳
こちらから、商用利用ができることがわかります。
4章まとめ
今回は3Dモデルを簡単に生成できるaiuni AIについてご紹介しました!画像から簡単に3Dモデルを作成でき、その精度の高さも非常に高いことでこれから注目されること間違い無いでしょう!
今後、3Dアニメーションを作る機能なども公開されることが予想できるため今後のアップデートが楽しみですね。皆さんもぜひ使ってみてください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。