今回は、人気のデザインアプリ「Canva」エディターに搭載された生成AIによる「Text to Image(文章から画像)」並びに「Magic Edit(画像の一部を生成して入れ替える)」を用いて画像/イラスト/アイコンを生成する方法についてご紹介いたします!
目次
第1章 Canva AIとは?
そもそもCanvaとは、デザインのプロでなくても誰でも簡単に様々な画像やイラスト、アイコンやアイキャッチ画像などを作成できるデザインツールであり、以前から多くの方に使われていました。
今回はそのCanvaに搭載されたAI機能について詳しく紹介していきます。
『Canva AI』はWEBアプリケーションとしても利用可能ですが、当記事のスクショはWindowsデスクトップアプリ版のものになります(※いずれの機能もスマホでも利用することができます。)
こちらからCanvaに飛ぶことができるので、アカウントを作成してログインしてみましょう!
第2章 『Canva AI』で画像/アイコン/イラストを生成するやり方
Text to Image(文章から画像を作る機能)
この機能は、ホーム画面または編集画面の左側に表示されているメニューの「アプリ」という項目の中にあります。
この機能はCanvaの有料プランに加入していなくても使用可能です。
『Text to Image』アプリを起動すると、プロンプト入力欄が表示されますのでそこにプロンプトを入力します。
トレンドに表示されていない場合は『アプリを検索』の欄に『Text to Image』と入力して検索しましょう。
既に何かしら作成途中のデザインがある場合は『既存のデザインで使用』特にない場合は『新しいデザインで使用』を選択します。
『新しいデザインで使用』を選択した場合上記の画像のように数ある選択肢の中から作りたいデザインを選ぶことができます。この際に画像/アイコン/イラスト以外にも、インスタグラムの投稿やアイキャッチ画像などの生成が可能となります。
次に、「スタイル」という項目で「写真」や「3D」、「コンセプトアート」、「レトロアニメ」、「色鉛筆」、「水彩画」、「絹版画」などから一つ選択します。「なし」でスタイルを指定せずに生成することも可能です。
ここまで完了したらいよいよ画像を文章を元に生成してもらいましょう。
先ほどの『スタイル』項目の上部に『Text to Image』のプロンプト(作成したい画像の特徴を表現した文章)を入力する欄があります。
プロンプトは日本語入力OK(※ただし、高い精度を求める場合にはやはり英語での入力をお勧めします。)で、一回で四枚生成されます。
「もう一度作成」で同じプロンプトで再度生成する事も可能です。
実際に『ふわふわな毛並みのパンダがコンサートで踊っている写真』というプロンプトを入力すると次のような画像が出力されました。
以上が『Text to Image』機能の説明になります。この機能を使用することで好きな画像/イラスト/アイコンなどを生成することができます。
Magic Edit(画像の一部を生成して入れ替える機能)
次に紹介するのは『Magic Edit』というプロンプトに従い指定範囲内で画像を生成する機能です。下記のテンプレート(Twitterヘッダー用;テキスト部分「ヒッチハイクで 一人旅」は背景画像とは別物扱いです)を使って解説します。
使用方法は以下になります。
- エディタから編集する画像を選択します。
- エディタのツールバーから、[写真を編集] (スマホの場合「fx エフェクト」)をクリックし、[Magic Edit] を選択します。
- 画像をブラシでなぞって変更するエリアをマークします。
- ブラシでなぞったエリアに追加するもの、または差し替えるものを入力し、[生成] をクリックします。
- 編集が処理されるのを待ちます。
- [完了] をクリックして終了します。
ブラシの大きさを決め、ブラシでなぞって選択範囲を指定したら「続行」をクリックします。
一度に四つ生成される結果の中から選んで合成します。
「新しい結果を生成する」または[写真を編集]→「Magic Edit」をクリックすると更に何か追加で生成する事が可能です。
この機能により画像の細かい部分を自分好みに変更することが可能となりました!非常に使い勝手の良い機能なのでぜひ皆さんも使ってみてください。
この機能は、2023年7月現在の仕様では後述の『Magic Eraser』や背景リムーバといった他の[写真を編集]機能と併用出来ませんので、併用したい場合は一旦jpegやpngなどの画像としてダウンロードし、それをそのままCanvaにアップロードする必要がある点にはご注意ください。
第3章 まとめ
クオリティの高い画像を簡単に作成出来る『Canva』ですが、以上のAIツールを使う事でさらに早く、かつ便利にデザイン作業をすることができますね!
他にもAIでプレゼンテーション作成も出来たりします。
ぜひ一度使ってみてください!
執筆者:河津 大誠
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