ChatGPT(チャットGPT)のスマホアプリが5月26日に、遂に日本に上陸しました!
さらにGPT-4Vが登場したことによって、音声会話やファイルのアップロードも可能となりました!これらはアプリ特有の機能で、ブラウザ版にはありません。
音声入力・音声会話がデフォルトで付いている事ことで、歩きながらでも、スマホに話しかけるだけで仕事が完結する時代になってしまいそうです!(日本語で話しかけても正確に入力されます!)
今回はそんなChatGPT(チャットGPT)のアプリについて、ブラウザ版との違いは何? 本物がどれ?といったよくある疑問にお答えしつつ紹介していきます。
ブラウザ版のChatGPTについてはこちらの記事も参照ください。
目次
第1章 ChatGPT(チャットGPT)アプリ 本物はどれ?
ChatGPT(チャットGPT)のダウンロード方法
今現在、app storeでChatGPTと入力してもなかなか出てこないので、こちらからダウンロードしてください!
現在、OpenAI以外の企業が作成した、”ChatGPTもどき“の類似アプリが量産されています。それが一因となって app storeで本物ChatGPTが出てこない、見つからない状態です。
今までの類似アプリとの違いとして、基本的に類似アプリはChatGPTのAPIを使用しているものが多いため、利用者が使えば使うほど、そのアプリの運営者がお金を払う必要があるものになっています。そのため、それらのアプリは基本的に使用回数制限があるか、有料であるかのどちらかでした。
しかし、今回OpenAIよりリリースされたアプリ版ChatGPTは無料でも使用回数無制限で使うことができます。さらに最近有料版限定にはなりますが、webブラウジング機能も追加され、プラグインを除いて、ブラウザ版とほぼ同じ機能を使えるようになりました。
今回はChatGPTアプリの使い方と、Web版との比較、アプリならではの利点などについて説明していきたいと思います!
結論として、アプリ版の利点は①起動の速さ②音声入力・音声会話③カメラでのテキストの読み込みの、三つが特に素晴らしいと思います!使い方から応用例までこの記事内で説明しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
Android版はある?
Android版も登場しています!(リンク)
登場は遅れましたが、機能はios版と変わりないです。
第2章 ChatGPT(チャットGPT)アプリの機能と使い方
①ダウンロード
app storeでChatGPTと検索するか、こちらからダウンロードしてください!
まず、上記リンクから、ChatGPTアプリをインストールします。(入手ボタンをクリック)
するとlog inもしくはSign upする画面になるので、すでにweb版のアカウントをお持ちの方はlog in、お持ちでない方はsign upをしてください。メールアドレスの登録だけでSign upできます!
②使い方(画面の見方)
(1)入力(+カメラでのテキスト読み込み)
ここで入力ができます。これはLINEなどと同じ配置で分かりやすいですね。(もちろん、日本語の入力でも可能です!)
また、ここをダブルタップすることでカメラが起動し、テキストを読み込むこともできます!
テキスト入力の欄をダブルタップすると、このようにScan Textと言うボタンが登場します。ここを押しましょう。
このようにカメラが起動するのでテキストを読み込みます。
一瞬で読み込んでくれて、一つの誤字もないのでかなり精度が高いことがわかりますね!
この機能の導入はブラウザ版とアプリの大きな違いになっているとも言えますね!、紙のPDF資料などもこのアプリを使って読み込ませることが可能となります。
実用例として以下のようなものが考えられます。
①英文を読み取って翻訳してもらう
まずカメラを通して読み込んでもらいましょう。その後『入力』ボタンをクリックして『和訳してください』と入力しましょう。
すると上のように正確に和訳してくれます!驚きの性能ですね!ちなみに英文は”Lit2Go”から引用しています。(リンク)
他にも、論文を読み取って要約して貰ったり、作成したプレゼン資料等を校正してもらうことも可能です!
使える幅が広がりますね!
さらに9月後半のアップデートによって画像入力や画像読み込み・画像認識が可能となりました!
こちらの機能については以下の記事で詳しく紹介していますのであわせてお読みください。
ChatGPTを用いて画像入力・画像認識・画像生成を行う方法!
(2)音声入力
(2)のマークを押すことで音声入力ができます!この音声入力がアプリ版の最大の魅力ですね!
OpenAI製のWhisperという音声認識機能を搭載していて、これにより小さな声でも非常に精度高く音声認識をしてくれます!
試しに『音声入力のWhisperについて教えて』といってみたところ、このようになりました!
本当に精度が高いですね!以下のチャエンさんのtweetでもその精度の高さがわかるので、みてみてください!
【ChatGPTアプリヤバい】
なんと、ChatGPTアプリだと音声入力でコーディングできる
「自己紹介サイト作って〜」と入力すると一瞬でHTML、CSSを生成
音声でサイトを作る時代か…
ChatGPTアプリの真骨頂は音声入力ができること
歩きながら作業も可能
動画最後に実際に作ったサイトも公開してます pic.twitter.com/TrMjFLYL3b
— チャエン | 重要AIニュースを毎日発信⚡️ (@masahirochaen) May 20, 2023
ちなみにブラウザ版で音声入力をする場合はGoogle Chrome拡張機能の『Talk Berry』を使えば可能です!無料なのでぜひお試しください。
ChatGPTの音声入力・音声会話に関しては以下の記事でより詳しく紹介しています。
<ChatGPT>音声入力・音声会話・音声読み上げを行う方法を紹介!
(3)設定
(3)のボタンを押すとHistory, Setting, New Chatの三つが開かれます。
Historyはチャットの履歴、Settingは設定を開くことができ、New Chatは新しいチャットページを開くことができます。
このあたりはWeb版と同じですね。
Historyでは、チャットの検索機能があります!
“search“のところで検索をかけるところで、昔の会話も掘り起こすことが可能です!題名、質問、応答全てに対して、キーワードの検索がかけられるので、見つけるのも楽ちんです!
次章以降ではSettingについて説明します。
①料金について
ChatGPTには無料プランと有料プラン(ChatGPT plus)が存在します。
無料プランでは、GPT3.5という前モデルのみが使用可能ですが、最新版のGPT4を使用するにはChatGPT plusに加入し、月額20ドル(約2800円)を支払う必要があります。GPT3.5だけでもその性能の高さを十分に実感できるため、まずは無料プランでChatGPTに慣れてから、有料プランへと移行することをおすすめします。
サブスクに関してはWeb版と同じになっています。Web版で課金されているかたはアプリ版でもGPT4を利用できます!
②データ保護(個人情報)
こちらは、会話の内容をChatGPTなどの機械学習に使用しても良いかどうかを選択することができます。
Chat History & TrainingのところをOFFにすることで、機械学習に使われず、クローズドにすることができます!
機密情報などを入力する可能性のある方や、創作物を機械学習に使われたくない!といった方はここをオフにしておきましょう!
③触覚フィードバック
こちらは、こちらが質問を送った時や返答が帰ってきた時にスマホが振動するようにするかを設定できます。
④言語
こちらは用いる言語を設定できます!この記事を読んでいる方は母語が日本語のことが多いと思うので、Japaneseに設定しておきましょう!
第3章 ChatGPT(チャットGPT)アプリの応用例
アプリの登場によって変わったことはなんといっても起動の速さと音声入力、そしてテキストの読み込みです!
それぞれについてどのように生かしていけるかを考えていきます!
①起動の速さ
筆者はなんだかんだ、これが一番大きいと思います!スマホを開いてからワンタップでChatGPTが起動しますから、もう手のひらにAIが搭載されたようなものです!
②音声入力
音声入力によってもうChatGPTを使うのにめんどくさい長い文章を打つ必要がなくなりました!
これは例えば移動中にChatGPTで仕事ができるということです。
また、音声入力によって、今まで以上に日常にChatGPTが入り込むという印象があります。例えば、歩行中に道を聞くときや、料理中などです。
特に料理中は手が汚れていたり、キッチンにパソコンを持ち込むのは嫌であったり、かなり便利になったと思います。試しに利用法を示しました。
ChatGPTに教えてもらって料理を作ってみた!
まず、冷蔵庫にキャベツと豚肉がたくさん余っていたので、作れる献立を提案してもらいます。
するとこのようにいくつか提案してくれたので、今回は焼きそばを作っていこうと思います!作り方を聞いてみました!
必要な材料と作り方を教えてくれました!
途中で手一杯になって作り方を忘れてしまったので、途中からの作り方を聞いてみました。
するとこんな風に途中からの方法も教えてくれました!
尚、前述の通りまだアプリ版ではプラグインが使えないのですが、プラグインが使えるようになり、読み上げができるようになれば、もっと便利になりますね!
③テキスト読み込み
テキストの読み込み機能も、わざわざ長い文章を手で入力したり、コピペしたりしなくて良くなり、非常に有用です。
例えば学校の授業中や仕事での会議中などでは、配布資料は現在紙の資料やpdf資料が多いと思います。その中でChatGPTに聞いてみたい単語があった時に、従来では手入力が必要であったり、pdf資料からコピペする必要がありました。
しかしこのカメラでの読み込みを使えば、スマホをかざすことで一瞬でその資料内の内容をChatGPTでに入力することが可能です!
また音声入力もWhisperによって非常に小さい声で入力することが可能なので、会議中でも文章を訂正するのに使えます!
今回紹介した例はあくまでも一部です。また、これからアプリ版にもプラグインが導入されると思いますので、ぜひ使いこなして行ってください!例えば食べログのプラグインなどを使えば街中でお店を探したりするのも非常に簡単になりますね!
執筆者;兼松
「生成AIツールを導入して業務を効率化したいが、コストを抑える方法や適切なツールの選択がわからない」とお悩みの方は、お気軽に以下よりお問い合わせください。業務内容の分析から最適なツールの提案、導入のサポートまで、全面的にサポートいたします!
また、AIツールの掲載も無料で承っておりますので、お気軽にご連絡ください!
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
コメント