ChatGPTはOpenAIによって開発された会話型のAIツールです。(ChatGPTについて詳しくはこちら)
基本的にはチャット目的で使用することが多いChatGPTですが、その機能は様々で、画像生成も行うことができるのです。
この記事ではChatGPTを用いてどのように画像を生成するのかについて詳しく紹介していきます。
目次
ChatGPT(チャットGPT)を用いた画像生成の方法
ChatGPTを用いた画像生成の方法は大きく分けて以下の3つがあります。
①『DALL-E3』や『Cosmic Dream』といったGPTsを利用する
②ChatGPTの『プラグイン』機能を利用する
③ChatGPTの『Code Interpreter(Advanced Data Analysis)』機能を利用する
それぞれについて紹介していきます。
*ただし、上記の方法はいずれも有料プラン限定な点にご注意ください。
①『DALL-E3』や『Cosmic Dream』といったGPTsを利用する
こちらは2023/11/06のOpenAIカンファレンスで発表されたアップデートで追加された機能です。
アップデートによって特定の機能に特化したChatGPTを利用できるようになりました。(GPTs)
GPTsはユーザー自身が作成することも可能なのですが、OpenAIによって事前に準備されたものもMade by Open AI GPTsとして幾つか登場しています。
そのMade by Open AI GPTsの中に画像生成に特化したものが二つあるので紹介します。
『DALL-E3』
DALL-Eは文章を元にした画像生成に特化したGPTです。
基本的な使い方は、生成したい画像の特徴を表した文章を入力するというものです。
例えば、ハロウィンに関する画像を生成してみましょう。
上記のようにチャット形式で画像の生成が可能です。
『Cosmetic Dream』
Cosmic DreamはDALL-Eと同じく文章を元に画像を生成することに特化したGPTです。
上記のように、チャット入力欄の上に、「Emoji」などの単語が用意されています。これらをクリックすると画像が生成されます。
また、DALL-Eと同じく、文章を入力して画像を生成することも可能です。
比較のためにDALL-Eで用いたものと同じプロンプトで、ハロウィンに関する画像を作成してみました。
全体的にリアリティが増したような印象を受けますね!
ChatGPTを用いた画像生成には他にも種類があり、こちらの記事で詳しく紹介しているのであわせてお読み下さい。
②ChatGPTの『プラグイン』機能を利用する
ChatGPTプラグインは、2023年5月に全ChatGPTPlusユーザーに開放された機能で、他のサービス(食べログなど)をChatGPT上で利用できるようになるものです。プラグインは、特定の応用領域や目的に合わせて、ChatGPTの振る舞いをカスタマイズします。
ChatGPTはこちらからログインできます。(リンク)
上記のように様々な種類があり、すべて無料で、特定の業界や専門分野に特化した情報を提供したり、特定の言語スタイルを模倣したりするプラグインが存在します。これらのプラグインは、いままでのChatGPTでは不可能だった業務を可能にします。
まさに今回は今まで不可能であった画像生成を可能にしています。
プラグインのうち画像生成に特化したものを以下で紹介します。
画像生成特化!『MixerBox ImageGen』
『MixerBox ImageGen』は『DALL・E2』というChatGPTの開発元でもあるOpenAIが開発した画像生成AIの機能をChatGPT上で使用できるプラグインです。
実際に『幻想的な田舎の村』の画像を、画像生成にための呪文(プロンプト)を生成してくれるプラグイン『Photo Realitic』と組み合わせて生成してみました。
PROMPT幻想的な田舎の村に関するプロンプトをPhotoRealisticを用いて生成した後、MixerBox ImageGenを用いて画像生成してください
上記のように、『Photo Realistic』によってより良い呪文に変換したあと、『MixerBox ImageGen』が画像を生成してくれます。難しいプロンプトを考えることなく無料で簡単に生成できるのはかなり便利ですね!
服のデザインに使える!『Bohita』
『Bohita』は服のデザインを生成するプラグインです。
1.デザインの主題やテーマ
2.グラフィックの詳細な説明
3.商品のタイプ(Tシャツまたはフーディ)
4.ショップのカテゴリ(男性または女性)
の順に情報を与えることで、その条件に合った服のデザインを生成してくれます。
様々なデザインを同時に提案してくれるのはいいですね!
特に自作の服を発注したい場合などは一度イメージ画像を作成してみても良いかもです!
デザイン・画像生成と言えばこれ!『Canva』
『Canva』はかなり有名なデザイン制作・編集ツールです。
『Canva』自体をデザインの作成に使用している方も多いかと思いますが、この度ついに、ChatGPTのプラグインが登場しました!
ChatGPT上で日本語によって会話することで、会話内容に合わせたデザインをCanvaがデザインや画像生成を行い、おすすめのテンプレートを提案してくれます。
このようにこちらのように適した画像を生成し、提案してくれます。
リンク先に飛ぶことで実際に提案された画像を元に編集を行うことも可能です!
プラグインについては他にも有用なものが色々あるのでプラグインのまとめ記事も参照してみてください。
③ChatGPTの『Code Interpreter』機能を利用する
ChatGPTの『Code Interpreter(Advanced Data Analysis)』機能を用いると画像を編集したり、QRコードを作成することが可能です。(8/28のアップデートで『Code InterPreter』は『Advanced Data Analysis』に名称が変更されました。)
上の画像は『Code Interpreter(Advanced Data Analysis)』にこのサイトのリンクを送信して、QRコードを生成してもらっている様子です。URLを送信するだけで簡単にQRコードを生成してもらえるのは楽ですね!
ただし、一般的な画像生成に関しては現時点では精度が低くプラグインを用いた方が良いでしょう。
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