日本語チャットボットを簡単に自作できる!『Poe AI』の使い方と料金

Poe AIのロゴマーク

画像出典:https://poe.com/

今やChatGPTに代表される会話型AIツールは数多くあります。例えばClaudeやGoogle-PaLMなどで、それぞれに特徴と長所があるのです。ただ、使い込まないとそれらの違いを把握するのは難しいのが実情です。

河津大誠

使い分けるのが面倒だからChatGPTでいいや…となりがちですよね

そこで、今回紹介する『Poe AI』の出番です!『Poe AI』はこれらの会話型AIツールを同じ画面上で使用することができるのです!

それだけでなくチャットボットを自作することも可能なのです!

Poe AIの管理画面

画像出典:https://poe.com/ Poe AIでは様々な会話型AIが同じ画面上で利用可能

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第1章『Poe AI』の概要と始め方

PoeAIは、話題のAIツールを一括で管理できるプラットフォームです。

PoeAIを使うことで、GPT-4やAnthropic社のClaudeなど、さまざまなAIチャットツールを使用することができ、音声入力にも対応しています。

また、個人でもAIチャットボットを作成し、他の人に共有することもできます。

PoeAIは日本語に完全対応しており、ボットの作成も日本語でできます。
AIチャットボットの作成以外にも英語学習、ビジネス相談など、様々なことに利用することができます。また、サジェスト機能(他の質問の候補をあげてくれる機能)やリンク機能により、会話の流れがスムーズになります。
さらに、ブラウザだけでなく、スマホアプリも存在するので使い勝手が良いです!

『Poe AI』の導入方法

①まず『Poe AI』の公式サイトにアクセスします。(リンク

②メールアドレスを入力しアカウントを作成します。

Poe AIのアカウント作成画面

画像出典:https://poe.com/

メールアドレスだけでなく、GoogleアカウントやAppleからでも登録可能です。

河津大誠

この時点でPoe AIの登録は完了です。かなり楽ですね!

『Poe AI』のスマホアプリ版ダウンロード方法について

『Poa AI』にはスマホアプリもiosとandroidの両方があります。以下のリンクからダウンロードできます。

ios版(リンク)android版(リンク

poe aiのandroidアプリインストール画面

インストールをクリック

第2章 PoeAIの使い方

Poeには大きく分けて①チャットボットとの会話チャットボットの作成の二つの機能があります。

今回はこれらの機能の使い方を実用例を交えつつ紹介していきます。

チャットボットとの会話の方法

会話型AIのモデルを選択

PoeAIには、複数のAIチャットボットがあるため、それら中から使いたいAIチャットボットを選択します。

Poe AIの管理画面とチャット画面

画像出典:https://poe.com/  左の欄からチャットボットの種類を選択

今回はお馴染みのChatGPT3.5を使用します。

会話を始める

トピックの中から選択しても良いし、自分で文字を入力しても良いです。今回は『用語解説』をクリックして聞いてみます。

Poe AI中のChatGPT3.5モデルとの会話の様子

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自動的に『spooky and kooky』という謎の言葉がチョイスされました。今回は何も入力せず『用語解説』を選択しましたが、聞きたい言葉が決まっている場合はその言葉を入力してから『用語解説』を選択しましょう。

ここでポイントなのが、ChatGPTの回答の下に表示されている4つの質問です。これは『Poe AI』のサジェスト機能によるもので、この機能によって次の質問を適切に選ぶことが可能です!

また、プロンプト入力には音声入力もでき、英語に対応しています。

チャットボットの作成方法

PoeAIでは自分でカスタマイズしたAIチャットボットを作成することができます。この機能の良さは、特定の機能(事業計画の立案や、エンジニアリングなど)に特化させることができる点です。

ここでは、ボット作成の手順を説明します。

Poeのトップ画面のサイドバーにある『ボット作成』をクリック

Poeのサイドバーの画像

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プロフィールを設定する

プロフィールの入力画面

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チャットボットのハンドル名と紹介する文を入力する

チャットbotのプロフィール入力画面

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BOTを紹介する文を入力します。ここでは、ボットのアイデアや用途を記載します。また、ボットのプロフィール画像も選択します。
今回は入力した業務内容を効率化するようなAIツールを提案してくれるbotを作成してみます。

チャットボットの詳細を決める
チャットボットはプロンプトを使用するか、APIを使用するか選択できます。今回はプロンプトをもとに制作してみます。

チャットボットの詳細を決める画面

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まず、ボットの型を選択します。選択肢はChatGPT・Claude-instant・GPT4・Claude-2-100kから選択できます。

Poeでチャットボットを制作する際に選択できるモデルの一覧

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次にボットの役割を設定するためのプロンプトを入力します。

ボットに設定するプロンプトの入力画面

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また、イントロメッセージ(最初に表示されるメッセージ)も入力しましょう。

ボットを公開する
自作チャットボットを運用している様子

ここまででbotの制作が完了します。

上記が今回制作したボットです。どのツールを使えばどのように業務効率化できるのか答えてくれていますね!

ただ、AIツールは2022年以降に登場したものが多く、モデルは2022年以降の知識を保持していないので、その点はAIツール情報を与えるなどプロンプトを工夫する必要がありそうです。

PoeAIのボット検索機能

PoeAIでは他の人が作ったAIチャットボットを検索して使うことができます。
トップページのサイドバー「検索」を選択すると、他の人が作ったボットの一覧が表示されます。自分自身が作ったボットを共有することもできます。

Poeにて他の人が制作したbotの一覧

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PoeAIで使用できるAIモデル

PoeAIで使用できるAIチャットツールは、実に多岐にわたります。それぞれの特徴や用途を理解しておくことで、より効果的にPoeAIを活用できるようになります。

ChatGPT

Poeにて使用できるChatGPTのモデル一覧

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『Poe AI』ではOpenAIによる話題の大規模言語モデル『ChatGPT』を使用することができます。GPT3.5とGPT4の両方を使用することができますが、無料プランの場合GPT4には使用制限がつきます。(一日一回まで)

Claude

Poe AIにて利用できるClaudeモデルの一覧

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Claude』は、Anthropic社が開発したAIチャットボットです。Anthropicは今年2月にGoogle(グーグル)から3億ドル(約410億円)の出資を受け話題となりました。最新のものから順にClaude-2-100k→Claude-instant-100k→Claude-instantとなっています。前二つは無料版だと利用制限がかかります。
造語や引用文を交えたクリエイティブな回答が得意です。また、Claude-2-100kとClaude-instant-100kは10万トークンまで対応しており、非常に長い長文に対しても回答を返せる点が魅力です。

Google-PaLMとLlama

Google-PaLMとLlama

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『Poe AI』ではGoogle-PaLMとLlamaも使用することが可能です。

DALL-E bot

こちらは画像生成AIである『DALL-E2』に入力するためのプロンプトを生成するチャットボットです。

ねこについてのプロンプトを作成してもらう様子

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個人による創作のため、デフォルト画面には存在せず、検索にかけることで見つけることができます。

この他にも検索によって色々な方が制作されたチャットボットを利用することが出来ます。


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第3章『Poe AI』の料金と注意点

PoeAIの料金

この章ではPoeAIの支払い方法と料金プランについて解説します。

『PoeAI』の支払い方法

『PoeAI』の支払いはクレジットカードによる決済が可能です。また、海外からの利用が多いため、『Link』や『Google Pay』による支払いも可能です。

Poeに支払い方法の一覧

画像出典:https://poe.com/

『PoeAI』の無料プラン

『PoeAI』の無料プランでは、GPT4を一日一回まで、Claude-2-100kについては一日三回まで利用可能です。

『PoeAI』の月額プラン

『PoeAI』の月額プランは、3,000円/月です。このプランでは、GPT-4、ChatGPT、Claude-2-100k、などをほぼ無制限に使用可能です。また、Claude-instant-100kについては月100回まで利用可能です。月額プランは都度更新されるので、使い勝手が良く、管理しやすいといえます。

『PoeAI』の年額プラン

『PoeAI』の年額プランは、30,000円/年です。月額プランよりもお得になっているので、長期的に利用する予定の方はこのプランを選ぶべきです。
また、年度プランでは7日間の無料トライアル期間があります。無料トライアル期間中にアプリを使い、機能や使い心地を確認することができます。ただし、無料トライアル期間を過ぎると自動的に有料プランに移行するため、注意が必要です。

『PoeAI』の注意点

PoeAIは、使用に際して注意が必要な点があります。

①最新情報に関する生成ができないこと

PoeAIが使用するAIモデルには、2021年以降の出来事に関する知識が含まれていませんので、2021年以降の最新の情報を反映させた回答はできません。

最新の情報を入手したい場合は『Bing AI』や『ChatGPT』のブラウジング機能(現在休止中)を利用しましょう。

②回答が間違っている場合もあること

重要な情報に関してはファクトチェックが必要となるでしょう。
最後にプライバシー条項について確認しましょう。連絡先やデバイス情報などを収集すると明記されています。(リンク
以上が、PoeAIの注意点です。注意点を把握し、正しく活用していきましょう。

第4章 PoeAIのまとめ

今回の記事では複数のAIツールを搭載した、最先端のAIチャットのプラットフォームである『Poe』について紹介しました。
ChatGPTやClaude、Lalma、Google-PalMなど、世界的に有名なAIツールを簡単に切り替えながら使えるのがPoeAIの最大の特徴です。

また、PoeAIは日本語に完全対応しており、AIチャットでのやり取りが可能になりました。

新しいAIモデルがリリースされるたびに、PoeAIも性能が向上していくでしょうし期待が持てますね!

また、PoeAIによって様々な目的に合わせたAIチャットボットを作ることができます。英語やプログラミングについての質問、ビジネスアイデアの相談、英会話の練習相手など、用途は使い手次第です。PoeAIはまだまだ未知数な部分もありますが、その可能性に期待が高まっています。是非、PoeAIを使ってみてください!
執筆者:河津大誠

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