ChatGPT『daigr.am』Excel不要のグラフ作成の方法についてご紹介!

第1章 概要

生成AIハッカソンの詳細情報

みなさん、データからグラフを作成する時は何を使っていますか?一般的にはExcelやその他グラフ作成ツールを使っている人が多いと思います。でも操作が複雑で戸惑ったり、やり方を忘れてしまったりした経験がある人も多いですよね。

今回は、『〇〇グラフを作成して』と入力するだけでグラフを作成してくれるChatGPTプラグイン『daigr.am』をご紹介します!

そもそもChatGPTプラグインとは?

今回紹介するツールはChatGPTのプラグインの一つです。

そもそもChatGPTとは何なのかについて簡単に紹介します。

ChatGPTはOpenAIによって開発された大規模な言語モデルで、人間との自然な対話を生成するために設計されています。大量のテキストデータから学習し、その結果としてユーザーからのプロンプトに対する適切なレスポンスを生成します。

兼松洋輔

簡単にいうとどんな質問にも自然な日本語で返答してくれる会話botです!

ただ、つい最近(2023年5月時点)ChatGPTの機能性をさらに向上させるために、特定の目的や応用領域に合わせてカスタマイズできるプラグインが有料プランユーザー全員に公開されました。(一部の人はそれ以前から使えていたようです)

特定の業界や専門分野に特化した情報を提供したり、特定の言語スタイルを模倣したりするプラグインが存在します。これらのプラグインは、いままでのChatGPTでは不可能だった業務を可能にします。

今回はそんなプラグインの中でもグラフ作成に特化した『daigr.am』を紹介します。

『daigr.am』の魅力, できること

『daigr.am』の魅力やどのような場面で使えるのかについてここでご紹介します。尚、具体的な使い方については§2でご説明します!

(1)使いやすさ

まず何より驚くのが、このプラグインの使いやすさです。いかにも専門的そうな設定や、わけのわからないメニュー、それらは一切ありません。

ChatGPTに対して、自分の作りたいグラフの形を選ぶだけ。その次に、データを入力するだけで、あっという間にグラフが完成します。具体的には『以下のデータについて〇〇グラフを作って。(データのコピペ)』だけです!

初めてでも戸惑うことなく、スムーズに使いこなせることでしょう。

(2)多機能性

そして、このプラグインの真骨頂はその多機能性。棒グラフ折れ線グラフ円グラフ、散布図まで、様々なタイプのグラフが作れます。あなたのイメージをそのままグラフにできます!

(3)Excelに対する優位性

では、なぜExcelや他のグラフ作成ツールを使うよりもこのプラグインが良いのか。それは、操作性と多機能性、そしてデータの可視化力が優れているからです。特に、Excelの場合、グラフ作成にはいくつかのステップが必要で、初心者には難しい面もあります。しかし、このプラグインなら、手間取ることなく、素早く、そして簡単にグラフが作れます

このプラグインがあれば、誰でも素早く、簡単に、そして美しくグラフを作れます。面倒な作業から解放され、仕事を効率化できます!

次の§2では具体的な使い方についてご説明します!

第2章 『daigr.am』を使ってみた!- 使い方

以下にいくつかの使用例を紹介します。プラグインの使用例では、上手く使えたものだけでなく、失敗したもの、精度が低かったものも載せています。これは、現段階では個々のプラグインに関する情報が不足しており、『どのプラグインが実用性があるのか』という点が重要視されている時期だと考え、失敗例も含めてこのプラグインが実用的なプラグインなのか否かを判断していただきたいと考えるからです

(1)『daigr.am』を導入する

まず、ChatGPTを開き、『daigr.am』プラグインを導入します。以下のアイコンを探してインストールするか、『daigr.am』と検索してインストールしてください。

daigr.amアイコン

画像元) ChatGPT

ChatGPTのプラグインって何?という方はまず以下の記事を併せてご覧ください

ChatGPTのプラグインの基本!使い方/価格/機能を紹介!

(2)基本的な使い方

このプラグインを使う時、入力(プロンプト)の基本的な形は以下の通りです。

Prompt『以下のデータについて、〇〇グラフを作ってください。(データコピペ)』

+αで追加したい事項があるときはその旨を入力します。例えば、グラフの名前をしたい時は、『グラフの名前は〇〇としてください。』と入力します。

例えば、Excel上に以下のようにデータが入力されていたとします。

エクセルデータ

そしたらその部分を選択して

エクセルデータ、選択

コピーします。

兼松洋輔

Macならcommand + C, Windowsならctrl + Cでコピーできます!

そしたら、ChatGPTに戻って、例えば以下のように入力します。

Prompt以下の売り上げ表について、折れ線グラフを作ってください。横軸に年度、縦軸に売り上げを取ってください。グラフの名前は『ATW社の売り上げ推移』としてください。(以下先ほどコピーしたデータをペースト)

兼松洋輔

Macならcommand + V, Windowsならctrl + Vでコピーできます!

すると、このようになります。

プロンプト

画像元) ChatGPT

折れ線グラフ

画像元) ChatGPT

左下の『フルサイズで見る』を押すと、新しいページでこのグラフを見ることができます!(できたグラフはこちら)

大きい画面

今回は折れ線グラフを作りましたが、棒グラフや円グラフ、ドーナツグラフ、散布図なども作ることができます!

(3)棒グラフを作る

Prompt以下のデータはATW社の年度別売り上げデータです。このデータを、棒グラフ化してください。(以下データコピペ)

棒グラフ

画像元) ChatGPT

棒グラフ2

画像元) ChatGPT

できたグラフはこちら

(4)円グラフを作る

Prompt以下は文化祭で飲食店をやることについて100人にアンケートをとった結果です。これを円グラフ化してください。(以下データコピペ)

円グラフプロンプト

画像元) ChatGPT

円グラフ2

画像元) ChatGPT

できたグラフはこちら

(5)グラフの修正, 問題点について

今回の『daigr.am』で作ったグラフについてですが、自分の手で修正することができません。(6/11現在)

修正したい!というときは、修正したい内容をChatGPTに伝えると、それを修正して再生成してくれます。

兼松洋輔

ChatGPTに25回/3時間しか入力できないことを考えると、ここは直して欲しいですね。

また、軸のラベルなどを追加することはできなく、注釈で対応しているようです。これに関しては、別途画像編集などを用いて作っていくのが良さそうです。

ラベルについて、ChatGPTの返答は以下の通りです。

ラベルについて

画像元) ChatGPT

生成できるグラフ集

今回の『daigr.am』ではさまざまなグラフを作ってくれます。今回ChatGPTがつくってくれたグラフをリンクから見れますので、ぜひご覧になってください!

第3章 最後に

今回はデータをコピペするだけでグラフが一瞬で生成できるプラグイン『daigr.am』についてご紹介しました!感覚的な自然言語でなんでもできる時代になってきていますね。

多少課題はあるものの、他のプラグインと比べても実用性が高いなと感じました!

また、他のプラグインとの組み合わせによってさらに効果的に使用することも考えられるでしょう。ぜひ、実際に使われた方はコメント欄の方から出力結果をシェアしていただけると嬉しいです!

他にもプラグインに関する記事を以下で紹介しているので併せてお読みください。

ChatGPTのプラグインの基本!使い方/価格/機能を紹介!

おすすめのChatGPTプラグイン5選!

執筆者;兼松洋輔

 

 

 

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