Stable Diffusionにおすすめのグラボ(GPU)は?性能や価格を徹底比較!

Stable Diffusionのような画像自動生成AIでは、グラボ(グラフィックボード)の性能が重要になります。画像生成の品質や速度に直接関わる部分だからです。

ではStable Diffusionをスムーズに使うためには、どんなグラボを使えばいいのでしょうか。この記事では、Stable Diffusionの推奨スペックを解説した後に、おすすめグラボを紹介します。

Stable DiffusionのWeb上での使い方についてはこちらの記事で紹介しています。

グラボ(グラフィックボード)とは?

グラボはディスプレイに画像や映像を映す部品で、GPUを搭載しています。CPUやマザーボードにもGPUが標準搭載されている場合が多いですが、こちらは簡単な作業用で、Stable Diffusionの用途に合いません。

Stable Diffusionで高品質の画像を生成したければ、もっと性能の高いグラボに搭載されたGPUが必要になります。高画質画像や映像などではGPUに大きな負荷がかかるため、高性能なグラボなしでは生成できません。

Stable Diffusionの推奨スペック

まずStable Diffusionの推奨PCスペックを見てみましょう。

PCの種類デスクトップ型
OSの種類Windows64bit
CPUCore i5~Core i7、Ryzen 5~7(最新モデル)
GPUVRAM 12GB以上(RTX 30シリーズやRTX 40シリーズが該当)
メモリ16GB以上
ストレージ512GB以上(できれば1TBが望ましい)

使用するPCについては、ノートパソコンよりもデスクトップ型の方がおすすめです。デスクトップ型はGPUの性能が高く、VRAMの容量が大きいからです。

Stable Diffusionの公式サイトによると、推奨OSはWindowsとなっています。(ただしMacでも十分使用可能です。)

Stable Diffusionではグラフィック処理を主にGPUが行うので、CPUについてはそれほど気にしなくてもいいのですが、おすすめはCore i5~Core i7、Ryzen 5~7(最新モデル)です。

GPUは画像処理の専門装置。Stable Diffusionには、RTX 30シリーズやRTX 40シリーズといった、VRAM12GB以上のGPUが合っています。メモリは16GB、ストレージは512GB以上が良いでしょう。

2枚以上のグラボを同時に使用すると?(マルチGPU)

上記のVRAM容量を増やすために、グラボを2枚以上搭載することもできます。しかし今のところ、効果が薄いと言われています。

マルチGPU環境では、各GPUのビデオRAM(VRAM)を合算して、より大きな単一のVRAMとして扱うことはできないからです。

つまり、6GBのVRAMを持つ2枚のGPUを使用しても、12GBのVRAMを持つ単一のGPUとして機能させることはできません。

Stable Diffusionに合ったグラボの選び方

Stable Diffusionにどんなグラボを用意すればいいのか分からない方のために、選び方のポイントを解説しましょう。

メーカーの選び方のポイント

グラボというと、NVIDIA社やAMD社が提供していますが、Stable DiffusionにおすすめなのがNVIDIA社の「GeForceシリーズ」。理由は効率がいいからです。

NVIDIAと言えば、OpenAIにも多くのGPUを提供しており、ChatGPTの計算資源となっていることでも有名です。

AMD社の「Radeonシリーズ」だと、性能が大きく落ちやすいです。AMD社の「Radeonシリーズ」は最適化もあまり行われず、設定変更やドライバの更新なども進んでいません。

多くのアプリケーションはNVIDIAのGPUを使うことを想定して作られていて、Stable Diffusionも例外ではありません。NVDIA社の方が市場占有率も高いです。

VRAM容量の選び方のポイント

VRAMとは、高画質な画像を描画処理する際に必要なメモリです。Stable DiffusionではVRAMが4GBでも動作することになっていますが、実際には不十分。公式サイトでも、4GB以下ではメモリ不足になり、速度を犠牲にせざるを得ないと記載されています。

では、どのくらいのVRAMの容量があればいいかというと、理想は12GB以上。高スペックのグラボで、VRAM容量の大きいものを使用しないと、Stable Diffusionのパフォーマンスが発揮しにくくなります。

ここでもメーカーの違いがポイント。Stable Diffusionでは、AMDのRadeonの方がNVIDIAのGeForceに比べてメモリの使用量が大きくなり、エラーが発生しやすいです。

コストで選ぶポイント

グラボの性能が上がれば、当然コストが高くなります。Stable Diffusionでは、価格が2倍のグラボを利用すると、生成速度も約2倍に。画像の枚数や解像度によっては2倍以上の差もつき、価格が高い方が非常に優秀になります。

価格が高くなることはうれしいことではありませんが、Stable Diffusionのような画像生成AIでは高度なグラボを使いたいところ。それには多少のコストがかかることを受け入れる必要があるでしょう。

Stable Diffusionにおすすめのグラボは?

「Stable Diffusionに合ったグラボの選び方」を踏まえて、どのようなグラボを購入すればいいのか、おすすめを紹介しましょう。

GeForce RTX 3060

GeForce RTX 3060の画像

画像引用元:NVIDIA公式サイト

GeForce RTX 3060のVRAM容量は12GB。

それでいて価格が4万円台と、コストパフォーマンスに優れています。

GeForce RTX 3060はStable Diffusion初心者にちょうどいいモデルです。

ひとまず画像生成がスムーズにできるでしょう。

ただ、上級レベルの人にはやや物足りないスペックかもしれません。

大量の画像を一度に生成する場合や追加学習をしたい場合などは、もっとハイスペックなグラボが必要になるでしょう。

GeForce RTX 3060を購入する場合、1つ注意点があります。

それは、VRAM容量が8GBのものがあることです。

8GBのVRAM容量だと、4GB分カットされた分、性能・速度が劣ります。

1秒あたり360GBだったのが240GBにまで激減。

すでに説明したようにStable Diffusionでは、12GB以上のDRAM容量を確保しておきたいところ。

8GBでは不十分ですね。

GeForce RTX 4060 Ti

GeForce RTX 4060 Tiの画像

画像引用元:NVIDIA公式サイト

GeForce RTX 4060 TiのVRAM容量は16GB。

高解像度の画像も生成できます。

最新のSDXL 1.0でフルHD~HD相当の解像度で画像を生成したければ、ぜひとも使いたいグラボです。

遅延時間も最小で、優れた反応速度になっています。

価格は約8万円台で、価格に対するコストパフォーマンスが高いです。

GeForce RTX 4070 Ti

GeForce RTX 4070 Tiの画像

画像引用元:NVIDIA公式サイト

画像引用元:NVIDIA公式サイト

GeForce RTX 4070 TiのVRAM容量はRTX 3060と同じ12GBですが、画像生成速度が約3倍。

優れたパフォーマンスを発揮します。

価格も3倍ですが、大量の高画質画像を生成したい場合、本格的にStable Diffusionを使いたいというユーザーにはおすすめのグラボです。

GeForce RTX 4090

GeForce RTX 4090の画像

画像引用元:NVIDIA公式サイト

画像引用元:NVIDIA公式サイト

GeForce RTX 4090のVRAM容量は24GBと大きく、他のグラボよりも高速での画像生成や学習ができます。

RTX 4080と比較しても性能差が大きく、価格差以上の価値があるグラボといえるでしょう。

ただ、価格は30万円程度と高額。

予算に余裕がある方で、Stable Diffusionを存分に使いこなしたいという方向けです。

Stable Diffusionはグラボなしで使える?

Stable Diffusionはグラボなしでも使えます。

次のようなブラウザ上のサイトで使えます。

  • Mage.space
  • Dreamstudio
  • Hugging Face

ただし、グラボなしStable Diffusionの機能は限られています。

そのため、まずはお試しでStable Diffusionを使ってみようという場合に利用してください。

ブラウザ上のサイトでのStable Diffusionの使用方法

まとめ

この記事では、Stable Diffusionに合ったグラボの選び方やおすすめグラボを紹介しました。

Stable Diffusionで高画質な画像を生成しようと思ったら、高性能なグラボが必要です。

VRAM容量では12GB以上。

スペックが低いグラボを購入してしまうと、Stable Diffusionの本来のパフォーマンスが発揮できなくなるので、よく選んで入手してください。

 

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