長いYoutube動画を全部見る気になれない…
そんな時に使えるのが今回紹介する『YouTube Summary with ChatGPT』です。
なんと、Youtube動画を見なくとも、その動画の要約を出してくれるという非常に便利なツールです。
目次
§1 『YouTube Summary with ChatGPT』の概要
『YouTube Summary with ChatGPT』は正確にはブラウザ拡張機能であり、インストールすることで、Youtubeの内容の要約をChatGPT実行して貰えるようになります。
上の動画は拡張機能の提供元(リンクはこちら)による機能の解説動画です。
まず、動画内の発言内容を時間別で文字起こししてくれます。この時点で、興味ある内容を選んでその時点から動画を見始めるということも可能です。また、文字起こしして貰った文章を元に直接ChatGPTに要約してもらうことが出来ます。その他にも、動画の内容について討論したり、気になる分野に関連する記述のみ抽出して貰ったりなど様々な使い方ができます。
Youtube動画の内容についてChatGPTになんでも聞ける機能といったところでしょう。日本語対応しているのも良いですね!実際の使用例については次の章で紹介します。
また、個人情報の取り扱いについてですが
上記のように(Google Chrome Web Store)において利用者に関するデータを収集しないことが示されているため安心して使用できます。
さらに全機能無料ですので、導入するデメリットは特に無いのかなと思います。
§2 『YouTube Summary with ChatGPT』の使い方
導入方法
①『Google Chrome』もしくは『Safari』に拡張機能を導入する。(リンクはこちら)
Google Chromeをご利用の方は『Install on Chrome』を、Safariをご利用の方は『Install on Safari』をクリックしてください。
Google Chromeをご利用の場合は『Chromeに追加』をクリックすることで完了です!
②ChatGPTを開く(リンクはこちら)
③Youtubeで要約したい動画を探す。
今回は具体例として、TBSのChatGPT関連の動画を要約します。(動画リンク)
問題なくインストールできていれば画面右上にGraspのマークと『Transcript&Summary』の枠が追加されているはずです。
実際に開いてみることで、このように動画内の全発言が文字起こしされます。時間ごとに区切られているため、気になる内容はその部分だけ動画を視聴することが可能です。
また、『Transcript&Summary』の隣のOpenAIのマークをクリックするとChatGPTのチャット画面に飛んで、要約を開始してくれます。
まず上の画像のように、『YouTube Summary with ChatGPT』によって文字起こしされた内容がそのままChatGPTに送られ、要約されます。
ただし、この時点では、英語で回答されます。日本語に直したい場合は二つの方法があります。
日本語で回答してもらう方法
(1)回答をそのまま翻訳してもらう
ChatGPTの翻訳性能は非常に高いので違和感なく読むことが出来ます。
(2)文字起こしされた文をコピーアンドペーストした後に、最後に『内容を日本語で要約してください。』と付け加える。
実際の回答です。この方法のメリットは最初から日本語で答えることを想定しているため、より自然な日本語になりやすいこと。また、プロンプトの内容を『内容を日本語で要約してください。』ではなく、例えば『ChatGPTの使い方に関する内容だけを抽出してください』など、別のプロンプトに変えることで、要約以外の使い方もできる点です。
要約以外の使い方
①動画内容についてChatGPTと討論を行う
まず、動画内容を全て『』で囲み、その内容について討論しましょう。と入力します。
ChatGPTは動画の内容をもとに話題を広げてくれるので、さらに質問を重ねていくことで動画内容および、関連する分野についてのより深い理解を得られます。
②気になる内容だけ抽出して貰う
上のように全文を『』で囲み、〜に関する内容のみをまとめてくださいと入力します。
この例では実際に動画のうち、著作権に関する内容のみを取り出してまとめて貰うことが出来ました。
これらの方法を用いることで、特に長い動画に関しては全体を視聴する手間が省けたり、重要な部分だけ見ることで大幅な時短につながります。また、討論によってより深い理解を得ることも可能です。
また、外国語の動画を日本語で要約することで海外の動画であっても内容を知ることも可能です。
これらの方法以外にも数多くの使い方があると思いますので、ぜひ色々試してみてください!
モデルや言語の設定
『YouTube Summary with ChatGPT』ではモデルや言語の設定ができます。
テーマについては色を黒(Dark)か白(White)から選択することができます。
機能的には時に変化はないです。
『Copy Format』では文章の形式をPlain text(通常)かMarkdown(マークダウン形式)かで選択することができます。
『AI Model』ではYoutube動画の要約に用いるモデルを、GPT3.5の他にGPT4やGPT4 Plugin、GPT4 Cord Interpreterなどの複数のモデルから選択することができます。
『Language』は言語を選択できます。動画に合わせて変更することで、海外の動画でも文字起こし→ChatGPTによる翻訳の流れで利用することが可能です。
§3 まとめ
今回の記事では、youtubeの動画内容を全て文字起こししてくれ、ChatGPTを介して要約や重要な部分の抽出を可能とするブラウザ拡張機能『YouTube Summary with ChatGPT』について紹介しました。
気になるけど長すぎてみる気が起きない動画にて要約だけをチェックして概要を掴んだり、内容の一部分だけが気になる動画にて時間ごとの文字起こし機能を元にして気になる部分を探し出しそこだけ視聴したり、動画の内容についてChatGPTと討論したりなど様々な使い方ができ、時短とより高度な理解を両立できる非常に便利な機能だと思います。みなさんもぜひ活用してみてください。
『YouTube Summary with ChatGPT』の他にも役にたつ拡張機能は多数あり、以下の記事で紹介しているので併せてお読みください。
ChatGPTのGoogle Chrome拡張機能おすすめ5選!
執筆者:河津大誠
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