ChatGPT-4o超え?Claude 3.5 Sonnetとは?新機能Artifactsや使い方を解説!

Claude3の登場当時はChatGPTの最高モデルであるGPT4越えとの評判が多く、多くのユーザーの注目を集めていました。一方その後、ChatGPTからGPT-4oという新たなモデルが公開されたことにより、LLMの覇権は再び、OpenAIに移っているのが現状です。
しかし、今回Claudeから新たなモデルClaude3.5 Sonnetが発表されたことで、再びLLMの覇権が移り変わろうとしています。今回は、新たに公開されたClaude3.5 Sonnetの性能や変化した点について詳しく紹介いたします。

1章  新モデルClaude 3.5 Sonnetの概要

Claude 3.5 Sonnetは、Anthropicが2024年6月にリリースした最新のAIモデルです。このモデルは、以前のバージョンであるClaude 3シリーズの進化版で、処理速度やコスト効率が大幅に改善されています。Anthropicは、AI技術の最前線をリードし続けるために、このモデルを開発しました。

ClaudeのSonnetというモデルは以前は3つあるClaudeのモデルの中で中級モデルに位置するもので、無料で使える使いやすいモデルといった印象でした。

こちらのようにClaude3.5は実用的に使うことすらできます。

主な特徴と性能

Claude 3.5 Sonnetは、その高性能と効率性で注目されています。処理速度は前バージョンの2倍、コストは5分の1に抑えられています。特に日本語との相性が良く、マルチモーダル能力や高度な推論力が強化されています。例えば、視覚情報を基にした質問応答や科学的な図表の理解が優れています。

Claude3.5とその他のモデルの比較

画像出典 Anthropic

こちらがClaude3の全モデルとClaude3.5 SonnetのIntelligence(賢さ )とコストの関係を表すグラフとなっています。Claude3.5 Sonnetはコストがそのままで賢さのみが上昇しています。

Anthropic社は今回のClaude3.5 Sonnetのようなアップデートを数ヶ月間隔で行いたいという意思を示しています。今年の後半には、Sonnet以外の2つのモデルであるHaikuとOpusの新モデルの公開も予定しているようです!

Claude 3.5 Sonnetの新機能

 Artifacts機能

新たに導入されたArtifacts機能は、ユーザーがAIとの対話中にリアルタイムで視覚的なコンテンツを生成・編集できる画期的な機能です。これにより、コードスニペットやウェブサイトデザインなどを即座に確認し、編集することが可能になります。

こちらがClaude3.5 SonnetのArtifacts機能を実際に使っている様子を示した動画です。このように、画面右側に暫定のアウトプット結果が出力されて、ユーザはこれを見ながらリアルタイムで指示を加えることができます。

マルチモーダル能力の強化

Claude 3.5 Sonnetは、マルチモーダル能力が大幅に強化されており、視覚情報を基にした質問応答や不完全な画像からのテキスト転写などが可能です。これにより、より直感的で高度なAI対話が実現します。

Claude3.5NO性能表

画像出典 Anthropic

こちらがClaude3,5 Sonnetとその他の主なLLMの性能の違いをまとめた表となっています。現状性能が1番高いGPT-4oとも比べてかなりの項目でClaude3.5 Sonnetが上回っています。

2章  Claude 3.5 Sonnetの使い方

Claude3.5 Sonnetの導入方法

①公式サイトにアクセス

公式サイトにアクセスしましょう。

サインアップ画面

画像出典  Anthropic

②アカウント作成

リンクを開くとこのような画面に移動します。Emailアドレスか、Googleアカウントを使ってサインアップを行なってアカウントを作成してください。

電話番号認証画面

画像出典  Anthropic

次に電話番号認証を行います。画面中央赤枠の日本の国旗のマークが他の国の国旗になっていた場合、国旗をクリックして設定する電話番号の国を日本に設定してください。

電話番号登録後は、登録した電話番号宛にショートメッセージで認証コードが送られてくるのでそちらを入力してください!

アカウント名前の設定

画像出典  Anthropic

認証が通ったら、アカウント名を設定します。以上で設定は完了です!

利用規約に同意する画面

画像出典  Anthropic

最後に利用規約に同意したら「Acknowledge & continue」をクリック、Claudeは稀に誤った回答や不適切な回答をする可能性がある旨の注意に同意したら、「Sounds Good, Let’s Begin →」をクリックしてチャットを始められます!

Claude3.5 Sonnetを実際に使ってみた

早速Claude3,5 Sonnetを使っていきましょう!

artifact機能の使い方

トーク画面からアイコンをタップ

画像出典 Anthropic

始めにチャット画面の右上のアイコンをクリックします。

Feature Previewをクリック

画像出典 Anthropic

このようにメニューが現れるので、「Feature Preview」とクリックしましょう!

artifact機能をオンにする

画像出典 anthropic

「Artifacts」機能をはじめ Offとなっているので、これをOnにしましょう!

今回は、簡単にGPT-4oでも行った手書き(殴り書き)の紙に書かれた文字や図をどれだけCluade3.5 Sonnetが読み取れているかを確認します。

元となる画像はこちら、

実際にGPT-4oに読み込ませた画像

人間の書いた字が読み取れるかといった点と回路の接続状況がわかるかどうかが焦点となっていきます。

プロンプト

この画像の回路図を解説して

画像から読み取った情報

画像出典 Anthropic

こちらがClaude3,5 Sonnetの回答となります。まずは、文字についてですが完全に理解できています!文字を理解した上で機器の説明まで正確に行ってくれていますね。

しかしながら、接続については、どの機器同士が線で繋がれているかを上手く理解できていないようでした。Claude3.5 Sonnetの画像認識能力は非常に高いことがわかりましたがこの点では、まだ画像認識力が完璧とは言えないですね。

3章  Claude 3.5 Sonnetの料金体系

無料版と有料版の違い

料金表

画像出典 Anthropic

Claude 3.5 Sonnetは、ブラウザやiOSアプリで無料で利用可能です。プロプラン($20/月)に加入すると、無料ユーザーの5倍の回数上限や軽量モデルの利用が可能になります。

API利用料金

API利用料金は、入力が100万トークンで$3、出力が100万トークンで$15となっています。この料金体系は、前バージョンの「Claude 3 Sonnet」と同じであり、性能向上に伴ってもコストパフォーマンスが優れています。

4章 まとめ

今回は、Claudeの新モデルであるClaude 3.5 Sonnetの特徴や使い方を詳しく解説しました。Claude 3.5 Sonnetは、その高性能と新機能により、AI技術の新たな基準を打ち立てました。無料で利用できる範囲が広く、API料金も高いコストパフォーマンスがあります。

Claudeを運営しているAnthropic社とChat GPTを運営しているOpen AI社のLLMトップの座をかけた熾烈な争いが繰り広げられていますね。このような競争のおかげで我々は日々性能の高まるAIツールを使うことができていると言えます。今後もこの競争には目が離せませんね。

興味のある方は、ぜひ実際に試して、その性能を体感してみてください。

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