目次
第1章 始めに
みなさんはなぜここ最近のAIが画期的で、ブームを引き起こしているのだと思いますか?
それは、『誰でも使えるから』です!
今までのAIツールは基本的に機械学習やプログラミングに精通したエンジニアの方が使うものであり、僕たちのような一般人には遠い存在でした。動作させるにもプログラミング言語による指示が必須だったわけです。
しかしChatGPTのような、いわゆる生成系AIがその常識を変えました。普段はなす日本語によって指示を出し、AIを動かすことができるようになったのです。
今では何千という数のAIツールが専門知識無しで使えます。しかし、まだ使っている人は少数です。
その主な原因は、何から始めてどう日常に生かせば良いかわからない!というところにあると思います。
僕はこの、『誰でも使えるAIを使わない人が多い』という状況を変えたいと思いこのサイトを作りました。
そしてその中でもこの記事ではAIへの入り口として、最初に使うべきAIであると私が思うおすすめのAIを4つ紹介します。
選考基準は、知識が必要なく簡単に使えて、性能が高く、これまでは不可能であったことを可能にしたAIであることです。
第2章 万能の会話型AI『ChatGPT』
まあ最初はやはりChatGPTでしょうね! 最近のAIブームはこのChatGPTによるものだと言っても過言ではないでしょう。
2-1 概要
ChatGPTは、自然言語処理(NLP)技術を用いたAIチャットボットです。驚くほど人間らしい文章生成や対話能力を持っており、人と話すのと同じように、チャットを通して会話することが可能です。文章の背景や文脈までを考慮した回答を生成するので、会話していても本当に違和感を感じないです。
また、画期的なのはなんと言ってもその性能でしょう。模擬司法試験に上位10%程度(GPT4モデル)の成績で合格しており、その他にも数多くの試験で好成績を収めています。
2-2 ChatGPTに出来ること
ChatGPTに出来ることを箇条書きであげると以下のようになります。
- 質問応答
- 文章の要約
- ブログ記事やエッセイの作成
- プログラミングの補助
- メールやレポートの作成と校正
- スケジュールの管理や学習計画の作成
- 詩や小説の執筆
- インタビューのシミュレーション(会話相手になりきらせる)
- 方言で話してもらう
- ゲームのストーリーやキャラクター設定の作成
- 就活の模擬面接
- 教育・学習用のテストの作成
- レシピや料理のアイデアの提案
- ビジネスプランやマーケティング戦略の策定
- 製品説明やサービスの紹介文の作成
- 画像生成AI用のプロンプトを生成する
- 観光の計画を立てる
- 恋愛相談をする
この他にも色々な使い方が出来ますし、どう使うのかは使う人の職種や目的によって異なってきます。うまく使いこなすことで大きなアドバンテージを得られることは間違いないと思います。
ChatGPTについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、併せて読んでみてください。また、こちらのリンクに飛ぶ事でChatGPTを利用できます。ぜひ皆さんもご自身でお使い頂いて、最新AIの衝撃を体感してもらえたらなと思います。
https://aitechworld.info/chatgpt/
第3章 リアルな画像を一瞬で制作出来る!『DALL-E』
次に紹介するのは、上のようなリアルな画像をほんの数秒で制作できる画像生成AI 『DALL-E』です。
画像生成AIもChatGPTと同様に大きな影響を社会全体に与えるものになるでしょうし、現時点でもデザイン業界には大きな影響が出ており、皆さんも一度はAIで制作された画像(AIイラスト)を見たことがあるでしょう。その中でもDALL-Eは初心者でも使いやすく画像生成AIへの入り口として適していると思われます。
3-1 概要
「DULL-E」は、ディープラーニング技術を活用した画像生成AIで、ユーザーが入力した文章に基づいて、独自の画像を数秒で生成することができます(text to image)。これにより、従来は専門的な知識や技術を必要としていた画像制作が、簡単かつ効率的に行えるようになりました。
DULL-Eの他にも画像生成AIは数多くありますが、DULL-EはChatGPTを制作した会社であるOpenAIが制作したツールなので、性能が高く、よく使われるものの一つとなっています。
3-2 魅力
①短時間で画像を生成できること。
人の手で描くとなると何時間もかかるであろう絵をほんの数秒で描くことができます。
②クオリティが高い絵を生成できること。
リアルな画像に限らず、画風を指定することもできます。AIイラストはその質の高さと作成にかかる時間の両立が人間にはできないほど高度に実現されているのです。しかし、まだ全ての絵がAIで代替可能というわけではなく、うまく共存していく事が理想だと思います。
③商用利用が可能なこと。
DALL-Eを用いて自ら作成した画像が商用利用可能であると、OpenAI社の投稿によって明言されています。
④他の画像生成AIに比べて操作が簡単であること
基本的にはアカウントを作ってログインし、作りたい画像の文章を入力するだけで使えるため、複雑な操作が必要になりがちな他の画像生成AIよりも簡単に使うことができます。
⑤ChatGPTとの組み合わせができること
画像生成は、作りたい画像の詳細を入力することでその画像が出力するのですが、その画像を作るための良い文章(プロンプト)が思いつかない場合もあるでしょう。そのような時はChatGPTと併用すると良いです。
このようにプロンプトの例を出してくれます。
また、より具体的に聞くこともできます。
このようにして提案されたプロンプトをそのまま使うことでより良い画像を生成できます。このようなChatGPTとの相性の良さもDALL-Eの魅力でしょう。
3-3 まとめ
このようにDALL-Eは非常に画期的な画像生成AIです。ChatGPTと同じく、ほぼどの職種でも活用できますし、趣味として使っても楽しいでしょう。こちらのリンクに飛ぶ事で実際に使うことができます。DALL-Eについては以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
商用利用は可能?画像生成AI 『DALL-E2』の日本語での使い方/呪文/料金を紹介!
また、画像生成AIはDALL-Eの他にも数多くあり、その中でも特に有名なMidjourneyについては以下の記事で紹介しているのでぜひ併せてお読みください。
画像生成AI Midjourneyの使い方/プロンプト/料金などを紹介!
Midjourneyは幻想的な画像の生成に向いていると個人的には思います。DALL-Eとどちらが好きかは人によるので両方使ってみることをお勧めします。
↑Midjourneyを使って制作した画像
第4章 著作権フリーの音楽を一瞬で制作できる!『SOUNDRAW』
次に紹介するのは、著作権を気にせず、動画、Podcast、テレビ/ラジオ番組、アプリ、ゲームのBGMなど様々な用途で使用できる上記のような音楽を、一瞬で大量に制作できる『SOUNDRAW』についてです。このAIはこれまでの、作曲にはある程度の知識と時間が必要だという常識を覆すものです、ほんの数秒で数十曲ものオリジナル曲が生成されます。
4-1 概要
『SOUNDRAW』は楽曲の長さと曲調を指定するだけで15曲ほどのオリジナル曲を数秒で制作してくれるAIです。
制作会社は東京都渋谷区に本社を構える株式会社『SOUNDRAW』であり、生成された曲は一部の禁止事項(曲をそのままSpotify等で配信することなど)を除いて、自由に使うことができます。自作のゲームや動画を制作する際のBGMとして用いても良いですし、番組の冒頭に流したり、アプリの効果音として用いても良いでしょう。
実際のツールは公式サイト(リンクはこちら)を開いて『無料で作ってみる』ボタンを押せばすぐに使えます。
4-2 魅力
①短時間で大量に生成できること
画像生成AIと同じく、その生成速度の異次元の速さはAIの明確な強みです。プロでも制作に30分はかかるであろう楽曲をわずか数秒で生成できてしまいます。クオリティーは様々ですが、何度も生成し直せる(1分間に50曲以上の生成が可能)ので、気に入るものが生成されるまで、再試行できるのも強みです。
一度に15曲ほどが生成される
②著作権フリーであること
『SOUNDRAW』を用いて生成した楽曲は音楽が主目的でない場合、自由に使用することができます。例えば動画やゲーム、アプリのBGM、広告で用いる音楽など、今までは楽曲の選定や著作権関係の確認に手間取っていたものが、SOUNDRAWを使うことで一瞬で解決してしまいます。
③カスタマイズ性が高いこと
生成した楽曲に対するカスタマイズ性の高さも『SOUNDRAW』の魅力の一つです。テンポやキーの高さ、使用する楽器などを細かい区間で区切って編集できます。また、ムードやジャンル、使用用途、長さ、テンポ、楽器などの要素を変更することで楽曲を再生成できます。
4-3 まとめ
このように音楽生成AIもこれまでの常識を覆す、非常に画期的なAIツールです。『SOUNDRAW』ようなAIツールの性能の高さを見ると、AI生成の曲が大ヒットとなる日も近いのではないかと思えてきます。皆さんも是非実際に使ってみてください!
また、『SOUNDRAW』については下の記事で登録方法や料金プランについても詳しく紹介しています。
https://aitechworld.info/soundraw/
『SOUNDRAW』以外にも音楽関連のAIは数多くあります。それらについても以下の記事で紹介しているので、併せてお読みください。
音楽生成・補助に特化したAI『WavTool』の料金と使い方!
『WavTool』はChatBotを通して音楽生成を補助してくれる画期的なツールです。
第5章 Webサイトを一瞬で制作出来る!『Durable』
最後に紹介するのは、サイトを自動で制作できる夢のAIツール『Durable』です。(リンクはこちら)
5-1 概要
『Durable』はサイトの作成がほぼ自動でできるAIを導入したCMS(コンテンツ管理システム)です。
今まで、HTMLやCSSなどのコーディングの知識、もしくはノーコードであってもそれなりの技術と時間を必要としたWebサイト作成ですが、Durableを使えばAIの補助を借りることで一瞬で生成できます。
また、カスタマイズもでき、ある程度自分の好みに作り変えることも可能です。AIに生成して貰ったサイトを元にして、その文章や写真を目的に合致したものに手動で入れ替えることで、より良いサイトを制作できます。
さらにスマホから操作してサイトを作る事までできるのです。
本当に画期的なツールですよね、実際に僕もこのツールを使っていくつかのサイトを作成しています。
5-2 作成例
実際にこのツールを使ってサイトを作成してみましょう。
問い合わせ欄やマップなども生成されます。
本当に文章を書き換えるだけで完成してしまいます。ちなみに、使用されている画像は全てAIによって自動的に選定されたものです。
上のようなサイトがほんの数十秒で作れてしまうってすごい時代ですよね。。。
『Durable』については以下の記事で詳しく紹介しています。
30秒でwebサイトを生成!『Durable ai』の使い方/料金を紹介!
第6章 まとめ
ここまで紹介した4つのAIが、最初に使うのに最もおすすめのAIツールになります。
概要だけでも、それぞれのAIの脅威的な性能が伝わったのではないでしょうか?全て使わないと損なAIですので、みなさんもぜひ活用してみてください。
また、これらのAIを使うことでAIの便利さを実感できたら、より高度なAIやニッチだけど面白いAIなど、他にもたくさんのAIツールがあるのでそれらにも触れて、活用してもらえたらなと思います!
執筆者:河津大誠
『AITech(アイテック)』について
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