この記事ではChatGPTのプラグインであり、マインドマップを用いて、ChatGPTの回答を視覚化してくれるプラグイン『Show me』について紹介します。
第1章 概要
「Show me Diagrams」は、複雑な概念やプロセスを視覚化し、理解を深めるためのプラグインです。ユーザーが要求すると、このプラグインはマインドマップやフローチャートなどの形で情報を提示します。これにより、抽象的なアイデアを具体的に捉え、全体像を把握することが容易になります。
このプラグインは、特にプログラミングやコンピューターサイエンスに関連する図の作成に優れています。例えば、ビジネス戦略のマッピング、教育資料の作成、物語のプロットラインの視覚化など、あらゆる分野で活用できます。実際に§2では本の要約やターゲットの選定(ペルソナ選定)に使用しています。
また、『Show me』は他のプラグインと組み合わせることで更なる効果を発揮します。
例えば『Ask Your PDF』を用いて読み取ったPDFな内容を図でまとめることも可能ですし『Wolfram』を用いた計算過程を図示することもできます。
『Ask Your PDF』と『Wolfram』については以下の記事をご参照ください。
「Show Me」には、ユーザーが図をオンラインで編集できる機能もあります。これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせて図をカスタマイズできます。
第2章 実際の使用例
以下にいくつかの使用例を紹介します。プラグインの使用例では、上手く使えたものだけでなく、失敗したもの、精度が低かったものも載せています。これは、現段階では個々のプラグインに関する情報が不足しており、『どのプラグインが実用性があるのか』という点が重要視されている時期だと考え、失敗例も含めてこのプラグインが実用的なプラグインなのか否かを判断していただきたいと考えるからです。
本の要約
まず本の要約を指示しました。
返答としては簡単な要約と、コードが返ってきました。
実際にこのコードをそのままChatGPTに入力すると、上のようなマインドマップが返ってきました。
ただ、本の内容を反映できているとは言い難く、この例は精度が低かったと言えるでしょう。
ターゲット選定
次はこのサイトをどのような方向けに広めると良いのかを推測してもらいました。
このように『日本語で出力してください』と入力すれば日本語のマインドマップが返ってくるようです。さらに今回は、コードの出力ではなく、いきなりマインドマップでの出力でした。
これだけだと、内容が浅いのでより深掘りしてみます。
2段階に分けてより詳細にしてもらいました。実際に細分化してくれるようなので、この操作を繰り返して、より実用的なマインドマップ作成を目指すと良いでしょう。
さらに評価もしてもらいました。
そろそろ小さすぎて見えなくなってきましたね… ただ、『この図をオンラインで編集したい方はこちらからどうぞ』をクリックすることで、編集画面に移動し拡大できるようになります。
それぞれの要素を拡大したものになります。さらにそれぞれの対象について細かくマインドマップを作成していくことで、実用的なターゲット選定が行えそうですね。
第3章 まとめ
今回は図を用いてChatGPTの回答を視覚化して整理してくれるプラグイン『Show me』について紹介しました。このプラグインにはかなり多様な使い方ができそうで、とてもポテンシャルの高いものだと感じました。また、他のプラグインとの組み合わせによってさらに効果的に使用することも考えられるでしょう。ぜひ、実際に使われた方はコメント欄の方から出力結果をシェアしていただけると嬉しいです!
他にもプラグインに関する記事を以下で紹介しているので併せてお読みください。
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