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今回紹介するプレゼン資料・スライド作成AI
この記事では、プレゼン資料やスライドの作成に役立つAIツールを比較し、各ツールの特徴や利点について紹介していきたいと思います。
そこで、今回紹介するAIツールを以下に挙げます。
ツール名・Gamma
・Tome
・Elucile
・Slides GPT
・Slides AI
・Beautiful AI
これらは全てプレゼン資料の作成を補助するようなAI機能を搭載しており、なおかつ無料でも利用可能なツールとなっています。(ただし一部機能が優良であるものや、無料期間が限られるものも含まれます。)
これらについて、次項で比較しながら紹介していきます!
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各プレゼン資料・スライド作成AIツールの比較
それでは、各ツールを比較していきたいと思います。
① Gamma
Gammaは日本語のテキストを入力すると、AIがスライドを自動で作成してくれるツールです。主な特徴は以下にまとめました!
Gammaの特徴・要会員登録
・AIとチャット形式でスライド編集が可能
・スライドに使う画像の選択可能
・様々な形式からスライドを作成可能
上記の特徴に捕捉します。まず、チャット形式のスライド編集ですが、これはスライドが完成した後にAIに対して、「キーワードを強調して」や「レイアウトを見やすくして」などの細かい要望を言うと、AIが要望通りにスライドを編集してくれます。
また、画像選択では、ライセンスがない画像を使わない設定や個人利用、商業利用ができる画像だけを使う設定などがあり、用途に応じて使い分けることができます。
さらに、スライド作成の方法は、簡単なテキストを入力するだけでAIが自動でスライドを作る方法に加え、自分で作ったものをAIに手直ししてもらう方法、WordファイルやGoogle documentを読み込ませて、そこからスライドを作る方法の3つがあり、これも自分の用途に応じて使い分けることができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
② Tome
Tomeは短い日本語のテキストを入力すると、AIが自動でスライドを生成してくれるAIツールです。Gammaと比較すると、より短い文章でもスライド生成ができるのが特徴です。その他の特徴は以下に列挙しました!
Tomeの特徴・要会員登録
・短い日本語のテキストから絵本が作れる
・自分で編集可能
・無料プランはスライドにロゴが入る
それでは、捕捉していきます。まず、Tomeでスライドを作ると、基本的に文章が左側、画像が右側にきます。そのため、絵本のような配置になり、画像もイラストのようなものが多いので、絵本作りに最適です。
一方、絵本作りをしない人もいると思います。そういう人たちにも生成されたスライドが使えるよう、自分で編集することができます。AIが考えた文章を書き直せたり、画像を別のものにしたり、配置を変えたりと、かなり色々できると思います。
最後に、スライドにロゴが入ってしまうとのことですが、これは無料プランの場合なので、有料プランで使う場合には特に問題はありません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
③ Elucile(イルシル)
Elucile(イルシル)もTomeやGammarと同様に日本語のテキストを入力するだけで、AIが自動でスライドを作ってくれるツールですが、国産のツールのため、登録するときやツール内の言語が日本語でわかりやすいです。主な特徴は以下の通りです!
Elucileの特徴・要会員登録
・無料プランではスライドにブランドロゴが入る
・現在はPC版のみ利用可能
・テンプレートのデザインが豊富
捕捉していきます。まず、ロゴが入る点については、Tomeと同様です。
次に、テンプレートのデザインが豊富ということですが、「目次」や「商品紹介」など用途に合わせたテンプレートがあるほか、まとめたデータを示す円グラフや棒グラフから日本地図・世界地図やタイムラインなど、スライドをよりみやすくするパーツも豊富にあるので、自分の思い通りのスライドが作れると思います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
④ Slides GPT
SlidesGPTはテキストを入力すると、スライドを自動で生成してくれるツールですが、英語でテキストを入力しないといけないため、他のツールとは少し異なります。さらに、日本語のツールが欲しい場合は、「I want a slide deck in Japanese about ~」と日本語のスライドが欲しいことを指定しないといけません。その他の特徴については以下の通りです。
Slides GPT・登録不要
・操作が簡単
・スライド生成に2~3分かかる
・ファイルダウンロードは有料
各特徴について捕捉します。まず、SlidesGPTは多くのAIツールと違い、登録をせずに使うことができます。そのため、とりあえず、AIにスライドを作らせてみようという感じで、気軽に使うことができます。
また、登録不要に加えて、操作が非常に簡単なので、その点でも気軽に使えると言えます。
一方で、他のツールに加えて、こちら側が入力したテキストからスライドを作るのにかかる時間は他のツールよりも長いと思います。しかし、長く見積もっても1分程度の違いなので、そこまで問題にはならないと思います。
また、ファイルダウンロードは有料となっているため、生成したスライドを編集したり、別のアプリで読み込むためにはお金が必要です。金額は1回あたり2.5$なので、場合に応じて、ダウンロードすると良いと思います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
⑤ Slides AI
Slides AIは日本語のテキストを入力するだけで、スライドを生成してくれるツールですが、他のツールと違う点は、Google slidesのアドオンという点です。簡単にいうと、Google slidesの拡張機能ということです。そのため、Google認証が必ず必要です。特徴については次の通りです!
Slides AI・登録不要(Googleログインは必要)
・文字数制限がある
・無料プランは一月あたり3つまで生成可能
・ファイルダウンロードが無料
捕捉していきます。一つ目の特徴については、前述したので省略します。
二つ目の特徴は、入力するテキストに文字数制限があるということです。具体的には、無料プランでは2,500字まで、プロプランでは6,000字まで、プレミアムプランでは12,000字までとなっています。
また、Google slidesの拡張機能であるため、出来上がるスライドもgoogle slidesのファイルとして出来上がります。そのため、ダウンロードすることも可能ですし、それをPowerpointなど別のアプリで読み込むことも可能です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
⑥ Beautiful AI
Beautiful AIはスライドを生成するだけでなく、スライドのレイアウトや配色等を最適化する機能も持つ多機能なツールです。特徴は以下の通りです!
Beautiful AI・要会員登録
・サイト内の言語は英語
・無料で使えるが、ウォーターマークが入る
・質の高いスライドを生成可能
捕捉すると、まず、サイト内の言語が英語であるため、入力するテキストは英語となります。そのため、翻訳機能を用いながら使うことをお勧めします。
また、無料でスライドを生成した場合、スライドにウォーターマークと呼ばれるものが入ります。これは、ロゴと同じものという解釈で大丈夫だと思います。
最後に、出来上がるスライドの質ですが、筆者の個人的な意見としては、このツールで作るスライドが一番高いと思います。そのため、このツールで作ることをお勧めします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
終わりに
ここまで、スライド生成のAIツールを6つ紹介しました。どれもそれぞれに特徴があるので、自分の用途や予算に応じて、どのツールを使うかを選ぶことが大事だと思います。
また、このほかにもここで紹介していないツールはたくさんあります。そういったツールも自分なりに使ってみて、より使いやすいものを使うのも一つの手だと思います。
どちらにせよ、今後はAIで資料を作ることが増えると思うので、これを機に興味を持っていただければ幸いです!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
執筆者:サーモン
『AITech』では、AIの導入を検討中の企業経営者やDX担当者向けに情報交流のコミュニティを設立しています。
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