目次
第1章 イルシル(Elucile)AIとは?
今回の記事で紹介するAIツールは『イルシル(Elucile)AI』です!
このツールは、日本語のテキスト(プロンプト)を入力するだけで、その内容に合ったスライドをAIが自動で作成してくれます!
今まで、何時間とかかってきたプレゼンの準備が、ほんの数分で終わる時代が来たと言えます!
他にもプレゼン作成に関連したAIツールはいくつかありますが、『イルシル(Elucile)AI』にはかなり独自性のある点も多いです。
今回はその特徴や機能について詳しく紹介したいと思います!
それでは見ていきましょう!
イルシル(Elucile) AIの独自性
ここで紹介するAIツールである『イルシル(Elucile)AI』の独自性は大きく分けて二つあります。
それは、①短文だけでなく長文をもとにプレゼンの作成が可能な点と、②スライドのデザインが豊富である点 ③無料で利用できる点です。
これに加えて、操作もシンプルなので、誰でも簡単にスライド資料を作ることができます!
①短文だけでなく長文をもとにプレゼンを作成可能
『イルシル(Elucile)AI』の独自性はまず、短文だけでなく、プレゼンの構造を反映した長文をもとにプレゼンを作成できる点にあります。
通常のAIツールでは、「東京の機構について日本語でまとめて」のような短文を入力し、その文章をもとにAIがプレゼン資料を作ります。
そのため、短い文章で非常に簡単に作成できますが、自分の想像と違う資料ができることもあります。
しかし、『イルシル(Elucile)AI』では、構造を持った文章から資料を作ることができます!
以下に編集画面の写真を貼りましたが、写真右側のように、タイトルやヘッダー、ボディといった細かい項目まで設定することができるので、自分の想像通りのスライドを作ることができます!
この点は『イルシル(Elucile)AI』の他のAIツールと異なる大きな強みと言えるでしょう。
②スライドのデザインが豊富!
『イルシル(Elucile)AI』では、一からスライドを作ることもできますが、テンプレートを選んで、そのテンプレートを使ってスライドを作ることもできます。
このテンプレートのデザインが非常に豊富で、2023年10月2日現在では、約500種類のデザインがあり、非常に豊富です!
少しビジュアルを重視したいスライドを作る方におすすめです!
③無料で利用可能!
『イルシル(Elucile)AI』への登録は無料です。
また、プレゼンを作成する際にはクレジットと呼ばれる独自通貨が必要なのですが、登録時点でこのクレジットが5000も配布されます。
一度のプレゼン生成に必要なクレジットは100なので、無料で50回もプレゼンを生成することが可能なのです!
無料で利用できる回数としては、プレゼン生成AIの中でも飛び抜けていると言えるでしょう。
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第2章 『イルシル(Elucile)AI』の使い方
この項では、『イルシル(Elucile)AI』の登録方法と使い方について詳しく説明します!
『イルシル(Elucile)AI』の登録方法
まず、『イルシル(Elucile)AI』の公式サイトをこちらのリンクから開きます。
ここで注意して欲しいのは、google chrome又は microsoft edgeでないと、登録をしても機能を使うことができません。
リンクを開くと、以下のような画面になるので、無料で今すぐ始めるをクリックします。
そうすると、以下のような画面になります。
Googleアカウントがある方は、Googleで新規登録を押すと、登録に使うGoogleアカウントを選択する画面に移動します。
もし、Googleアカウントがない場合は、メールアドレスとパスワードを入力すると、認証メールが届くので、そこから登録できます。
その後、アカウントを選択し、アカウントの認証を終えると登録完了となります!
登録が終わると、以下のようなホーム画面に移動します。
この画面になれば、登録完了です!
『イルシル(Elucile)AI』の使い方
短文からスライドを作る
それでは早速スライドを作ってみましょう!
まず、先程のホーム画面の、AIスライド作成をクリックします。
上記の画面では、スライドの作成方法を『文章を要約して生成』もしくは『タイトル・見出しから生成』から選択できます。
ではまず『タイトル・見出しから生成』を実行してみます。
STEP:1 スライドのタイトルを入力(必須)のところに自分が作るスライドのテーマやタイトルを入力します。
今回は、試しに「東京の気温変化について」のスライドを作ろうと思います!
STEP:2とSTEP:3については、構成に入れたい内容やイメージを入力しましょう。
ただし、文章を考えるのが面倒な場合はChatGPTに作成してもらいましょう!(第4章で詳しく紹介)
その後、構成生成(100クレジット)をクリックします。
初回登録時に5000クレジットもらえるので、無料で作成できます!
そうすると、下の写真のようにメッセージやボディ、ヘッダーをAIが自動で設定してくれます。もし、このままで良ければ、生成した文章をスライドに反映を押します。
この時点での編集も可能なので、より詳細に調整したい場合は、文章を一部変更しましょう。
すると、以下のような画面になるので、入力した文章を引き継ぐという文章の左にあるバーをクリックした後に、テンプレートをクリックします。
そうすると、画面下部にテンプレートが出てくるので、使用したいテンプレートを選択します。
試しに一つ目のテンプレートを選択すると、下の画像のようになります!
これでスライドが完成しました!この作業を繰り返すことで、プレゼン資料を複数枚作ることができます!
第3章 料金プラン(無料版と有料版の違い)
『イルシル(Elucile)AI』の料金プランは以下のようになっています。
プラン | Free | Pro | Team | Enterprise |
付与クレジット数 | 5,000 | 8,000 | 80,000 | お問い合わせ |
クレジットの回復 | − | 毎月1日 | 毎月1日 | − |
PDFへの出力 | − | ○ | ○ | ○ |
同時編集 | − | − | ○(※) | ○(※) |
※2023年10月2日現在で、開発中なので、使用できるようになるにはもう少し時間がかかるかもしれません。
上の表について、少し補足します。
まず、クレジットについてですが、これはスライドを作るときに必要なアプリ内でのお金のようなもので、一つのスライドを作るのに100クレジットが必要です。
初回登録時に5,000クレジットもらえるので、無料で50回はスライドが作れます!
また、クレジットが無くなった場合には追加購入することができます。
クレジットの値段は以下の通りです。
- 1,000クレジット=1,680円
- 3,000クレジット=3,980円
- 10,000クレジット=7,980円
- 50,000クレジット=29,800円
ただし、無料で使用できる回数が50回と、他のプレゼン作成AI(GammaやSlidesGPT)よりも多くなっており、個人で使う場合は無料プランでも問題ないレベルなのはかなり良い点ですね。
第4章 ChatGPTに構成を作成させる
使い方の章でご紹介したとおり、イルシルAIは文章要約、もしくはタイトルを元にスライドを生成することができます。
ただし、どちらの方法を取る場合もそれなりの長さの文章を入力せねばならず、少し面倒だと感じられるかもしれません。
そんな時はChatGPTに頼んで、文章を作成してもらいましょう。
文章要約を用いる場合は以下のプロンプトを使用してください。
文章を元にプレゼンを作成するAIを用いてプレゼンを作りたいので、元となる{タイトルを入力}についての文章を考えてください。
ただし、以下の情報を考慮した内容にしてください。
#状況# {場所や場面を入力}にて{聞き手を入力}に対して話す #目的# {目的を入力}を目指している #長さ# {}分間 #その他#{絶対にプレゼンに入れたい内容などを記入}
例として『建設業界でどのようにAIを活用するのか?』というタイトルでプレゼンを制作してみましょう。
という風に文章を生成してくれました。
こちらを実際に『イルシル(Elucile)AI』に入力して生成したプレゼンはこちらです。
第5章 終わりに
今回の記事では、『イルシル(Elucile)AI』というツールについて紹介させていただきました。
個人的な感想としては、スライドの構成を詳細に指定できる点と無料で50回使用できる点がかなり使い勝手が良いと感じました。
プレゼンスライド作成にAIを用いる場合にネックになるのは、細かい部分をAIが勝手に生成してしまうため、全体的に本来作成したいプレゼンから大きく離れてしまうということが多々起きる点です。
『イルシル(Elucile)AI』は、文章を全て自動で作成する上に、プレゼン生成前にそれらを編集可能なため、短時間で思い通りのプレゼンが作成できるようになっており、見事にプレゼン作成AIの弱点を克服しているなと感じます。
ただし、他のスライド作成AIにもそれぞれ良さがあるため、場面によって使い分けると良いでしょう。
執筆者:サーモン
『AITech』では、AIの導入を検討中の企業経営者やDX担当者向けに情報交流のコミュニティを設立しています。
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