AIチャットボットの導入に興味があるものの、プログラミング知識がないため、どこから始めればよいのかわからない。自社のサービスや商品にチャットボットを導入したいけれど、技術的な壁が高すぎると感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プログラミングの知識がなくても簡単にAIチャットボットを開発できるプラットフォーム「COZE」を紹介します。COZEの特徴や使い方、料金プランについて詳しく解説します。最後まで、ご覧ください。
目次
1章 COZEとは
COZEは、プログラミングの知識がなくてもAIチャットボットを開発できるノーコード・ローコードのプラットフォームです。このツールを使えば、専門的なスキルを持たないユーザーでも簡単にチャットボットを作成し、運用することができます。
COZEの主な特徴として、以下の点が挙げられます。
ノーコード・ローコードでのボット開発
COZEはドラッグ&ドロップのビジュアルインターフェースを提供しており、プログラミングなしでチャットボットを作成することができます。
また、コーディングスキルのあるユーザーには、コードスニペットを使用して高度な機能を実装することも可能です。
多彩なカスタマイズ機能
COZEでは、ボットのペルソナやスキル、制約などをプロンプトで定義し、最適化することができます。さらに、60以上のプラグインを追加して、ボットの機能を拡張することが可能です。
ワークフロー機能を活用すれば、複雑なタスクの手順もノーコードで設計できます。
ナレッジベースと長期記憶
COZEは、テキスト、PDF、Webサイトなどの外部データをナレッジベースとして活用できます。また、変数機能により、ボットが会話の文脈を長期的に記憶し、パーソナライズされた対話が可能です。
定期的なメッセージ送信など、ボットのタスクを自動化する機能があります。トリガー機能を使えば、特定のイベントに応じてボットが自動で動作するように設定することも可能です。
開発したボットは、Discord、Telegram、LINE、Slackなどの主要なチャットアプリに公開することができます。
以上のように、COZEは直感的な操作性と豊富な機能で、AIチャットボット開発の敷居を大きく下げるプラットフォームです。
プログラミングの専門知識がなくても、アイデア次第で様々な用途のボットを作成できるのが大きな特徴です。
2章 COZEの使い方
アカウント登録から実際にツールを使う手順
COZEを利用してAIチャットボットを開発するには、まずアカウントを作成し、次にボットの設定とカスタマイズを行います。以下に、ステップバイステップで手順を説明します。
今回は、Notion内の情報を検索し、会話形式で解説するボットを作成していきたいとおもいます!
ステップ1: COZEアカウントを作成する
COZEの公式サイトにアクセスします。
トップページの右上にある「Get started」ボタンをクリックしましょう。
電話番号、Googleアカウントで認証が可能です。
ステップ2: 新しいボットを作成する
「Create bot」ボタン(画像の赤枠内)をクリックします。
ワークスペース、ボットの名前と説明を入力し、「Confirm」ボタンをクリックしてボットを作成します。
こちらは、直接的にボットの性能には関係しませんが、完成後にユーザが見ることができます。
ステップ3: ボットのペルソナを設定する
ダッシュボード内のタブを開きます。まずは自然言語で情報を入力します。
ボットの役割や性格、知識などを自然言語で記述します。今回は、Notion内の情報を検索し、会話形式で解説するボットを作成したいので、その旨を記載します。
「optimize」ボタンをクリックすると、AIがプロンプトを最適化してくれます。これにより、ボットの応答がより自然になります。この機能はありがたいですね!今ノーコードでチャットボットを作れるツールとしてdifyというツールが非常に注目を浴びていますが、こちらとの差別化ポイントと言えるでしょう!
実際にAIにプロンプトを最適化してもらいましょう。
適切なプロンプトに修正してくれました。プロンプト作成ですら自然言語で可能となっています。
ステップ4: プラグインを追加する
「Plugins」タブを開きます。
「+」アイコンにカーソルを合わせ、「Add Plugin」から追加したいプラグインを選択し、ボットにインストールします。
「Add」ボタンでプラグインを追加します。
DALLE 3やGoogle、Notionと連携ができます。
ステップ5: ナレッジベースを作成する
「Knowledge」タブを開きます。
「+」アイコンにカーソルを合わせ、「Add knowledge」を押します。
「Create knowledge」よりナレッジを作成します。
「Knowledge name」を入力し、フォーマットの決定、インポート形式を選択して「Next」を押します。
作成した「Knowledge」の「Add」より追加します。
今回はNotionのデータを参照するため、Notionへのアクセス許可、データ参照範囲の指定方法についても記載します!
今回はNotionを選択し、「Next」を押します。
参照を許可するページを選択します。
ここまでで、COZEが参照できるNotionの情報を設定することができました。
Notion内のドキュメントは20記事までしか参照できないようなので、注意が必要です。参照させたいナレッジは20記事までにまとめ、それぞれbot作成する形となります。
「Confirm」を押すと、ナレッジとする参照テキストの具体的な内容が表記されます。
「Add to bot」を押し、ナレッジの作成が完了し、botに追加されます。
これでNotion内のテキスト情報を基に、回答してくれるようになります。
回答の際、どの情報を参照したのかソースを提示させることも可能です。
ステップ6: ボットをテストする
ダッシュボード内の「Preview」画面でボットとの会話をテストします。
ボットの応答が意図通りかどうかを確認し、必要に応じてペルソナやプラグイン、ナレッジを修正します。
「Searched from knowledge」よりどの情報を参照したのかの確認が可能です
。Notion内のテキストを参考にして、アウトプットされていることが確認できました。
ステップ8: ボットを公開する
「Publish」タブを開きます。
公開範囲を選択し、再度「Publish」を押します。
「Publish」(Telegram、Discord、Slack、LINEなどで公開可能)「Publication submitted!」と表記されたら「Finish」ボタンをクリックして完了です。
このように、COZEは直感的な操作と豊富なカスタマイズオプションを提供しており、プログラミングの知識がなくても簡単にAIチャットボットを作成・公開することができます。
料金プランと商用利用
COZEは現在無料で使用可能で、商用利用も可能となっています。
まとめ
COZEは、プログラミングの知識がなくてもAIチャットボットを開発できるプラットフォームです。その使いやすいインターフェースと豊富な機能により、個人から企業まで幅広いユーザーが利用できます。
COZEを利用することで、顧客対応の効率化やサービス向上が実現でき、ビジネスチャンスを拡大することが可能です。ぜひ、COZEを活用してAIチャットボットの開発に挑戦してみてください。
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