以前ディープフェイク技術に関する記事を更新しました。(まだご覧になっていない方はこちらからぜひご覧ください!)
ディープフェイクは悪用されることで悪いイメージを持たれがちですが、有効に使うことでかなりの利点があるということをご紹介しましたね。そこで今回は、我々がディープフェイク技術を身近に体験できるようなディープフェイクツールについてご紹介いたします!
実際に使うことで、ディープフェイク技術への理解も深まるのではないでしょうか!これを機にディープフェイクへの関心が高まることを願っています。
目次
1章 ディープフェイクの概要・ツール
始めにディープフェイクとはどのような技術なのかについて簡単にご紹介したいと思います。
1-1 ディープフェイクとは?
ディープフェイクとは、ディープラーニング(深層学習)を利用して、動画や画像の一部を入れ替える技術のことを指します。「ディープラーニング」と「フェイク」という二つの言葉を組み合わせた造語の様です。
人物の顔や声をAIによって偽造・合成することができることから、政治家や経営者などの影響力のある人間になりすますといった悪用がされてしまったり、一般人の顔を使ったポルノ動画を作成されてしまったりといった悪用例が報告されています。
一方で、映像業界においてスタントマンに俳優の顔を合成することでアクションの幅を広げることができたり、音声によるディープフェイクを使って同時に複数の言語で情報を伝えることのできるメディアが考案されていたりと活用の幅は広く期待が高まっている技術となっています!
1-2 ディープフェイクを使うことのできるツール一覧!
早速ディープフェイク技術を体験することのできるツールを紹介していきたいと思います。
Akool
Akoolは自分の好きな静止画の顔写真の顔を動画の中の顔と入れ替えることができるツールとなっています。
また、画像内に複数の人間がいる場合には複数人の顔を変更することもできるようです。
![AKOOLの公式サイト](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_701,h_395/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-02-23.56.55.jpg)
画像出典 AKOOL
InsightFace
こちらはDiscordから簡単に使うことのできるサービスとなっています。
素材となる画像と、入れ替えたい顔の画像をDiscord上にアップロードすることで、誰でも簡単に顔を入れ替えることができます。複雑なコードを必要としないのでとても使いやすくなっています。
![InsightFaceのロゴ](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_500,h_494/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-16-20.32.48.png)
画像出典 InsightFace
2章 ディープフェイクツールの使い方
今回は先ほど紹介したディープフェイクツールの使い方を簡単にご紹介したいと思います。
2-1 Akool の始め方・使い方
Akoolの始め方
早速Akoolを始めていきましょう。
①公式サイトを開く
まずは公式サイトを開きます。
![AKOOLの公式サイト](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_701,h_395/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-02-23.56.55.jpg)
画像出典 AKOOL
画面右上の「Log in」ボタンをクリックしましょう。
②サインイン
![AKOOLのサインイン画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_450,h_660/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-02-23.57.57.png)
画像出典 AKOOL
ログインボタンを押すと上の画像のようにサインイン画面に移動します。GoogleアカウントかEメールアドレスを使ってサインインができます。お好きな方法でサインインしてください。
これにてAkoolの準備は完了です!
Akoolの使い方
それでは早速Akoolを使っていきましょう!
![Akoolのホーム画面から機能一覧に移動する画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_397/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-0.06.36.jpg)
画像出典 AKOOL
こちらの上の画像の赤枠で囲われた「All Tools」というボタンをクリックしましょう。こちらをクリックすることで、Akoolの機能一覧にのページに移動することができます。
![AKOOLの機能一覧ページ](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_392/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-0.08.25.jpg)
画像出典 AKOOL
このように画像生成やアバター作成などの様々な機能があることがわかります!今回はその中から「FACE SWAP」を使っていきたいと思います。
![face swap機能のデモができるページ](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_368/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-0.28.04.jpg)
画像出典 AKOOL
今回は「 FACE SWAP」のデモページから使い方を見ていきます。こちらが操作画面となっています。画面の左側は顔を交換する前の元となる動画となっています。
![操作画面の一部にフォーカスした画像](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_406/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-0.28.28.png)
画像出典 AKOOL
動画内の人物の顔を操作画面の右上ののこちらの部分で自分が動画に入れ込みたい顔を画像から選ぶことができます。今回はデモで用意された顔の写真を使いますが、「+」で自分の持っている写真からも選ぶことができます!
写真を選択すると、「High Quality Face Swap」というボタンが現れるので、こちらをクリックして動画の生成は完了です!
![作成した動画が保存されている画像](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_396/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-0.35.56.jpg)
画像出典 AKOOL
作成した動画はこのように「Results」の画面から見ることができます!
このように元の動画の女性の顔が、選択した男性の顔に自然に変化していることがわかります。
2-2 Insight Faceの使い方
Insight Faceの始め方
始めにInsight Faceの始め方を紹介していきます。始め方のゴールといたしましては、Discord上でInsight Faceが使えるようになることとします。
①Discordにアクセスする
こちらのリンクからdiscordに接続することができます!
![Insight faceをdiscordで使う画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_450,h_763/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-16-20.50.57.png)
画像出典 discord
自分のDiscord内の好きなサーバーを選んで接続しましょう!
![人間であることを認証する画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_500,h_405/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-16-20.51.32.png)
画像出典 Discord
人間であることの認証を行った次に進みましょう!
![DiscordでInsight Faceが使えるようになったことを示す画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_500,h_497/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-16-20.51.38.png)
画像出典 Discord
こちらでInsightFaceを使うための準備は整いました。
Insight Faceの使い方
それでは、早速InsightFaceを使っていきましょう。
今回はStable Diffuisonで作成したこの男女の顔写真を使っていきます。今回は、女性をベースに顔を男性の顔に変えていきたいと思います!
①入れ替えたい画像のアップロード
まず始めに、先ほど登録したDiscordのサーバーを開きましょう!
![Discordで画像を登録するコマンドを入力する画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_343/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-19-7.45.33.png)
画像出典 Discord
テキスト入力画面から「/saveid」というコマンドを入力すると上の画像のようにコマンドが現れるのでこちらを選択します。
![入れ替えたい顔の写真をアップロードする](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_362/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-19-7.45.44.png)
画像出典 discord
すると、このように画像データをアップロードするように求められます。この時、自分が入れ替えたい顔を含む写真をアップロードしてください!
今回の場合ですと、こちらの男性の顔写真となります。
idnameを入力するように求められますが、このidnameは特に意味を持たないのでお好きな文字で設定していただいて構いません。
②ベースの画像のアップロード
次に、ベースとなる写真を送信していきます。ベースとなる写真は女性の顔写真となります。
![ベースとなる写真をDiscordサーバーに送信する画像](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_438/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-19-18.37.58.jpg)
画像出典 Discord
このように、今回はコマンドを使わずにシンプルにサーバーに写真を送信してください!
③InsightFaceを使う
次に、送信した画像を右クリックします。
![InsightFaceを使用している画像](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_473/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-19-19.03.07.jpg)
画像出典 Discord
すると、上の画像のように様々なメニューが現れますが、「アプリ」から「INSwapper」というボタンを選択してください。これにてFace swapが行われました。
![face swaoが完了した画像が送信される画面](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_glossy,ret_img,w_700,h_457/https://aitechworld.info/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-19-19.03.26.jpg)
画像出典 Discord
すると、InsightFaceSwapから完成した画像が送信されてきました!
3章 まとめ
今回は、ディープフェイクの技術を体験できるようなツールについてご紹介しました。今回は、顔交換というわかりやすいツールとしてご紹介しましたが、ディープフェイクはさらに高度なことを行うことのできる技術となっています。
これを機にディープフェイクにさらに関心を持っていただき良い方向に技術を活用できるような社会となってほしいと思います!
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
コメント