CursorはAIを用いてコーディングができるコードエディタです。Chat GPTが内蔵されており、AIチャットを使いながらコーディングをすることができるので、プロンプトによってコードを書いてもらったり、解説してもらったりすることができます。
目次
1章『Cursor』の概要と始め方
1-1『Cursor』の概要
CursorはAIを用いたコーディングツールです。このツールの最大の特徴は、AIがコーディングを行ってくれるということです。自分が書いたコードをAIに手直ししてもらうだけでなく、機能の要望をプロンプトするだけで0からコードを書いてくれることもできるのです!
さらにCursorはユーザーが多いとされているVisual Studio Codeを基に作られているため、非常に使い勝手が良いです。
1-2『Cursor』の始め方
早速Cursorを始め方を紹介していきます!
①公式サイトを開く
Macユーザーの方は、「Download for Mac」をクリックします。WindowsやLinuxユーザーの方は、「Other」ボタンをクリックして該当するものをクリックしてください。アプリケーションをインストールするためのファイルがダウンロードされます。
②アプリのインストール
ダウンロードしたファイルをクリックすると上の画像のようにファイルを開いて良いかを聞かれるので、これを開いてアプリをダウンロードしましょう。
③アカウントの作成
インストールしたアプリを開くと初めにアカウントを作る必要があります。Cursorのアカウントを持っていない方は、「Sign up」をクリックしてアカウントを作成しましょう。
eメールアドレスやGoogleアカウント、Githubアカウントからアカウントを作成できます。お好みの方法でアカウントを作成しましょう。
アカウントを作成するとこちらの初期画面が現れます。これにて初期設定は完了です!
1-3日本語設定の方法
corsorはデフォルトでは言語設定が英語になっていますが、設定を変えることで日本語で使うことができます!
ここからは、Cursorを日本語で使用する方法についてご紹介します。
画像のように、画面上のメニューバーから「view」という項目をクリックして、「command palette」を選択します。
command paletteを開くと様々な機能が出てきますが、今回は「Configure Display Language」をクリックします。変更する言語を選択することができます。
上の画像のように言語を選択できるので、日本語を選択すれば完了です!
ご覧のように、表示言語の設定を変えると、メニューバーや画面下の文字が日本語に変化したことがわかります。使いやすさは格段にアップしましたね!
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2章『Cursor』の使い方
それでは、Cursorを使っていきましょう!
2-1既存のコードの編集
既存のコードを編集する場合には、該当部分を選択した上で「command⌘+K 」を押すことでAIを呼び出すことができます。
今回は出力するグラフの色を赤色に変更するようにテキストでプロンプトをしました。赤くなっている行は元のコード、緑色になっているところが新しく変更されたコードを表しています。コード全体をコピーした場合には、変更前のコードはコピーされていないのでご安心ください。
2-2コードに関する質問
チャットボットを用いてコードの編集をしたい場合は、「command⌘+L 」を押すことでチャットを展開することができます。
チャットではコードの解説から、間違いの訂正、0からのコードの生成などの何でも質問ができます。通常のチャットボットのように使うことできるので感覚的に使うことができるのです。
2-3 attach
この画像はチャットの部分のページを拡大したものになるのですが、「Attach」という項目があるのがわかります。こちらを使えばより効果的にAIを用いてコーディングをすることができます。
正直今までの機能では、コードを書く場所にChatGPTがついただけのようにも見えましたが、ここからがChatGPTとの差別化ポイントとなります。
Files
こちらを使えばCursor内のコードが書かれているファイルを選択して読み込ませることができます。Chat GPTでは文字数制限があるような長いコードでも読み込んでくれます。これをもとに、チャットで質問することができます。
Docs
DocsではURLを入力して外部のコードをAIに学習させることができます。
画像のように「Add new doc」を押すことでURLを入力することができるので、学習させたいURLを追加させることができます。
これを基に学習したURLの内容を教えてくれたり、自分の書いたコードとの関連性などを確認することができます。
2-4 bashモード
Cursorは現在の時点でコードを実行することができません。そこで実行するためにはローカル環境を自分で用意する必要があります。
しかしながらmacユーザー限定で「bashモード」というものを使うことができこれでローカル環境でもコードを実行することができるのです。
①設定を開く
画面右上の赤枠部分、歯車のマークから設定を開きます。
この画像の赤枠部分「Advanced」をクリックします。
③Bash Modeを使えるようにする
Bash Modeを「Enable」にすればBashモードを使うことができるようになります。
このように動作確認、そしてファイルを作ることができました!これをうまく活用すれば、コードをAIに試行錯誤させながら半自動でコーディングができるようになることも考えられます。
どうやら完全に思い通りに動作するわけでは無いそうなのですが、可能性を感じますね。
3章『Cursor』の料金
Cursorは基本的に無料で使うことができますが、料金プランがあり有料プランだとより快適にCursorを使うことができるようになります。(公式サイト)
Free(無料) | Pro($20/月) | |
GPT-3.5 | 月に200回使用可能 | 無制限利用可能 |
GPT-4 | 計50回まで利用可 | 無制限利用可能(高速GPT-4を 月500回利用可能) |
プライベートデータコントロール | ⚪︎ | ⚪︎ |
無料プランではGPT-3.5を使い続けられるのに対して、GPT-4はクレジットが回復しないことがわかります。そのため、本格的にコーディングをするのであれば、Proプランに入る必要がありそうです。
4章まとめ
今回はAIを用いてコーディングができるコードエディタであるCursorについて紹介しました!今までAIがコーディングを手助けしてくれるツールはいくつかありましたが、この機能に特化したツールはとても珍しいのではないでしょうか。Cursorが今後のコーディングの効率化において、重要な役割を果たしていくことは間違い無いでしょう。
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