ブログ、SNS運用を効率化!Cohesive AIの使い方/料金/ChatGPTとの比較も

この記事は、ブログ作成やツイート生成など、用途別の文章の生成を行える『Cohesive』について紹介します。実用に特化したAIであるため、業務の効率化に非常に役立つツールとなっています。

生成AIハッカソンの詳細情報

第1章 『Cohesive AI』の概要と使い方

概要

Cohesive AI』はWeb広告やSNS投稿、プレゼン文章作成から事務作業の短縮まで、文章作成に関わるあらゆる作業の効率化を可能とするツールです。

具体的には、多くのテンプレートの中から、使いたい機能を選択するという形式で、自分の目的に合わせた文章を短時間で制作することができます。また、SEOを考慮したり、タグ付けなども行ってくれるなど、それぞれの用途に特化している点も魅力的です。また、スマホでの利用も可能です。

使い方

公式サイトにアクセスリンクはこちら

画面右上の『Sign up it’s free』のボタンをクリックしてGoogleアカウント、もしくはメールアドレスで登録する

cohesive aiのホーム画面

画像出典:https://cohesive.so/

cohesive aiのアカウント登録画面

画像出典:https://cohesive.so/

Googleアカウントで登録する方は『Continue with Google』 メールアドレスで登録する方はその下の欄にメアドを入力して『Continnue』をクリックしてください。

③テンプレートの中から目的に合ったものを選んで使う

Googleアカウントでの登録が完了したら下の画面になります。枠はそれぞれ機能にあわせたテンプレートであり、この中から目的に合ったものを選んで使います。

例えば、ブログの記事を作成したければ、左上の『Full Blog Generator』を選びましょう。

cohesive ai内の人気のあるテンプレートの一覧

画像出典:https://cohesive.so/

『Full Blog Generater』の機能一覧

画像出典:https://cohesive.so/

・Keywords→記事中に使用したいキーワード

・Goal→記事の目的(登録・契約・購入など)

・Tone→語調や話し方の雰囲気

・Word count→文字数

・Reference Links→参照リンク(参考にして欲しい記事のリンクを挿入することで、それらの記事の情報をもとに新規記事を生成してくれます。)

これらを入力し、『Go』をクリックすると記事の生成が開始されます。

生成された記事を日本語に変換

実際に使うと下の画面のように文章が生成されます。

『cohesive ai』にてツイートが生成されている様子

画像出典:https://cohesive.so/

生成画面左上の『Translate to』ボタンをクリックしてJapaneseを選択することで日本語に翻訳してくれます。

テンプレートによっては入力を日本語で行うことで、自動的に日本語で出力してくれるものもあります。

最初から日本語で生成する方法(7/29追記)

Cohesive ai』に言語が追加され、日本語に完全に対応しました!これにより、あらゆるコンテンツを日本語で生成することが可能となりました。

Cohesive ai のサイドバー

Cohesive aiの言語設定画面

『Cohesive ai』のホーム画面左側の『Settings』をクリック→『Default language』をJapaneseに変更

この操作によって日本語で記事を生成したり、ツイートを書いてもらうことが可能となります。

Cohesive aiを用いて生成した日本語の記事

画像出典:https://cohesive.so

実用的なテンプレート

特に人気があり、実用的なテンプレートを紹介します。

・Full Blog Generater (ブログ生成)

SEOを考慮したブログの記事を入力したキーワードに基づいて自動で生成します。

非常に長い記事を生成してくれます。収まりきらないので冒頭のみの紹介になります。

cohesive aiを用いて生成した記事①

画像出典:https://cohesive.so/

cohesive aiを用いて生成した記事②

画像出典:https://cohesive.so/

また、目標の設定や、口調の変更、文字数の指定などが可能です。

Content Rephrase (コンテンツ言い換え)

文章を入力すれば他の言い回しに変換してくれます。日本語対応もしています。

cohesive aiの言い換え機能

画像出典:https://cohesive.so/

この記事の冒頭の文章を変換してみました。

Twitter Tweet(ツイートの作成)

ツイートして欲しい話題を入力するとその話題に適したツイートを作成してくれます。

cohesive aiを用いたツイートの作成

画像出典:https://cohesive.so/

タグ付けもしてくれるのは良いですね。他にもSNS関連だとinstagram,facebook,youtubeに関するものなどがあります。

story generator (ストーリ作成)

ストーリーの概要を入力するとその中身を詳細に生成してくれます。

Presentation slide text generator(プレゼンの作成)

プレゼンの概要を入力すれば文章を作成してくれます。

Generate FAQs

FAQを作成してくれます。

cohesive aiを用いたF &Qの作成

画像出典:https://cohesive.so/

上記の他にも100個以上のテンプレートがあります。テンプレートの中から目的に合ったものを選んで使うというのが基本になってきます。

音声読み上げ機能

生成したコンテンツを読み上げる機能『AI Voice』が追加されました!

実際に、日本の人口動態に関する記事を読み上げて貰いました。

cohesive aiに日本語で読み上げてもらう

生成された音声はこちらになります。

また、言語を変更することで英語で翻訳して読み上げることも可能です。

無料プランと有料プラン

『Cohesive』には有料プランと無料プランが存在します。

これらの違いをまとめたのが次の表になります。

   項目  スターター   プロ  チーム
   値段   無料$11/月 $108/年

$11/月 $108/年

生成できる単語数月10000語まで  上限なし   上限なし
他ユーザーとの協力    ○    ◎    ◎
ファイルストレージ全て無料で保存全て無料で保存全て無料で保存
カスタマーサポート    ×    ○    ◎

ただしチームプランは5人以上の登録が必須となります。

現状では生成上限以外に大きな差はないため、使用頻度が高い場合を除いては無料プランで良いかと思われます。

詳細は公式サイトをご覧ください(リンクはこちら)

 

 

第2章 ChatGPTとの差別化

 

河津大誠

文章生成系のAIツールについてその有用性を考える上で大事なのは『ChatGPTとの差別化が出来るか』だと個人的には考えています。残念ながら、『わざわざそのツール使うならChatGPTでよくない?』となってしまうAIツールはごまんとあります。原因はChatGPTの性能の高さと万能性なのですが、『Cohesive』についてはどうでしょうか?

この章ではどういった点で差別化できるのかについて紹介します。

機能ごとにテンプレートが分類されている

使いたい機能ごとにテンプレートが分かれているため、テンプレートの選択さえできれば、プロンプトを考えなくて良い点は『Cohesive』の強みの一つです。また、テンプレートによってはSEO対策等も考慮されている点もCohesiveの良さでしょう。

一度に生成できる文章が長い

『ChatGPT』に比べて『Cohesive』は生成できる文書が長いです。ChatGPTは一度に1000文字程(日本語の場合)までしか回答を生成できず、そこで回答が途切れてしまいます。(『続けて』と入力すれば続きを書いてくれる)。しかしCohesiveは一度に非常に長い文章を作成してくれるため、その点も強みと言えるでしょう。

コストパフォーマンスが高い

『ChatGPT』はGPT4を利用するとなると、月額20ドルがかかります。それに対して『Cohesive』は最大でも月額11ドルで、無料でも性能差は無いためコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

④編集機能がついている

『Cohesive』は生成された文章を編集することができます。文字の大きさや配置の変更をツール内で行うことができるのは大きな強みでしょう。

上記のような点から、利用目的が明確となっており、そのテンプレートが存在する場合は『Cohesive』を使うと良いでしょう。

もちろんChatGPTの方が優れている部分も多くありますので、うまく使い分けてみてください。また、ChatGPTについては以下の記事で詳しく説明しています。

⑤音声読み上げ機能がついている

『Cohesive AI』には音声読み上げ機能がデフォルトで備わっています。ChatGPTについても『Talk Berry』などの拡張機能によって音声読み上げ機能を追加することはできますが、別言語での読み上げは対応していないので、その点は『Cohesive AI』の強みとなりそうです。

第3章 使用する際の注意点

河津大誠

『Cohesive』はこれまで紹介した通りとても便利なツールですが、注意点がいくつかあります。

そのまま使用しない方が良い

『Cohesive』が生成した文章をそのまま使うと不正確な情報が混じっていたり、意図していた内容とは異なる場合があります。また、翻訳機能が完璧では無いので、不自然な日本語となっていることもあります。(この点は言語設定が可能となったことでかなり改善しました7/29追記)そのため、基本的には生成された文章を自分で手直しする、もしくはその文章を参考にして自分で書くことを前提に使うことをお勧めします。

18歳未満の利用禁止

『Cohesive ai』では18 歳以上ではない場合、プラットフォームへのアクセスまたは使用は禁止されています。

個人情報や機密情報は入力しない

『Cohesive ai』はサービス向上のために入力された情報を収集しています。悪用される可能性は低いですが、個人情報や機密情報リスクを避けるためにも入力しないことをお勧めします。

『Cohesive ai』の情報の取り扱いについて、詳しくは公式サイト上の説明をご覧ください。(リンク

第4章 まとめ

『Cohesive AI』はこれまで紹介した通り、文章生成に特化したAIツールです。機能がテンプレートとして細かく分類されており、誰でも簡単に目的に合った文章を制作することができます。

また、作成した文章の編集が可能であることや、プロンプトを考えなくて良いことなどから、ChatGPTとの差別化もできる非常に便利なツールです。皆さんも是非『Cohesive AI』を活用して日々の業務を効率化してみてください。

執筆者 河津 大誠

 

 

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