PDFは、求人書類から学術論文まで、さまざまな文書のフォーマットとして広く使用されています。しかし、文書が長い場合や複雑な構造を持つ場合、その内容をすばやく理解するのは難しいこともあります。また、文章中に難解な専門用語が登場する場合もあるでしょう。そんな課題を解決するための無料AIツールが「ChatPDF」です。
目次
第1章 『ChatPDF』とは?
ChatPDFはChatGPTのGPT3.5が搭載されていて、PDFを読み込んだ状態でChatGPTに質問できるサービスとなります。
ChatPDFを利用すると、PDFをアップロードするだけでAIが文書の概要を自動生成し、文書の理解を深めるための質問の提案も行ってくれます。
①ChatPDFの利点/活用方法
ChatPDFの特色は、アップロードしたPDFについて、どんな質問にも素早く回答できることです。また、画面左側でPDFを見ながらチャットできるので、詳細な調査を自分で行うことも可能です。
例えば以下のような用途でChatPDFを使うことができます。
『ChatPDF』でできることPDF資料の内容の抽出、PDF資料の内容の要約、内容(外国語)の翻訳など、、、
特にPDF資料の内容の抽出は非常に強力で、学生ならPDF教材や論文PDFから内容を抽出することも可能ですし、社会人なら法律文書や契約書から特定の条項や定義を素早く見つけることができたりします!
また、アカウント登録なしで無料で使えます!§2では具体的な使い方についてご説明します!
ぜひこの記事を読んで、『ChatPDF』を使いこなしてください!
他のPDF読み取りツールとの比較やおすすめ度については、以下の記事で紹介しています!
https://aitechworld.info/ai-pdf-recommend/
第2章 『ChatPDF』の使い方
① ChatPDFにアクセスする
まず、ChatPDFの公式サイトにアクセスします。
② PDFファイルをアップロードする
先ほどのページになったら、ご自身のPDFをドラッグしてアップロードします。PDFをデスクトップにダウンロードしておくと便利です!
今回は、最近暑いので、東京都教育委員会の熱中症ガイドラインを使ってChatPDFを試してみます。
③ 『ChatPDF』とチャットする
「ChatPDF」は画面左側にPDFのプレビューを見せてくれるので、そちらで確認しながらChatGPTに質問することが可能です!以下でいくつかの使い方についてご紹介します。
(1)質問例を使う
ChatPDFでPDF資料を開くと、PDF資料の概要と、質問例を3つほど提示してくれます!非常に便利な機能ですね。
まず、ここの質問例を一つピックして質問してみました!
途中切れてしまった時はこのように「続けて」と言うことで続きを生成してもらうことが可能です。
PDF内に記述してある場所も教えてくれていますし、内容も適切で素晴らしいですね。
(2) PDF書類の概要を教えてもらう
次は、今回のガイドラインの概要を教えてもらおうと思います。
ちょうどいい分量で概要を教えてくれていますね。
(3) PDF書類の一部の内容を抽出する
概要で児童に関する記述があったので、児童の熱中症対策に絞って聞いてみました。
聞いた内容を抽出してくれました!
(4)英文の書類を翻訳してもらう
ここでは、先ほどのガイドラインのPDFではなく、ChatGPTに英語で小説を書いてもらって、それをPDF化したものをアップロードしてみました!
英語のPDF書類を翻訳してもらう実験をしてみます。
ちゃんと読み取って和訳してくれています!
第3章 料金/プラン
『ChatPDF』には有料プランがあり、有料プランにするとよりたくさん『ChatPDF』を使うことが可能です。
プラン | Free | Plus |
料金 | 無料 | 月額5ドル |
上限ページ/PDF | 120ページ | 2000ページ |
上限サイズ | 10MB | 32MB |
1日あたりのPDFの上限 | 3個 | 50個 |
1日あたりの質問数の上限 | 50回 | 1000回 |
まずはFreeプランで使ってみて、上限に行くことが多ければ有料プランに移行すれば良いかなと思います!
第4章 まとめ
今回は、PDFファイルを読み込んで内容について聞ける『ChatPDF』についてご紹介しました!PDF書類を読み込んでChatGPTと絡めるツールは、AskYourPDF, ChatGPT sidebar, ChatGPT code interpreterなど様々ありますが、『ChatPDF』は一番簡単に使えて性能も問題ないと思います!
AskYourPDF、ChatGPT sideberなどに関する記事も書いているので、是非使って比較してみてください!
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