ChatGPTを使うときに文字をたくさん打つのが面倒… 長文プロンプトを打つのが
そんな方におすすめなのがChrome拡張機能『Voice In』を用いた音声入力です!
Chrome拡張機能『VoiceIn』
『VoiceIn』の概要
今回紹介するのはGoogle Chromeの拡張機能である『Voiceln』です。
こちらの拡張機能はGoogleの音声認識エンジンを利用しており、ChatGPTに限らずブラウザ上でのあらゆる部分に音声入力が可能となるツールです。
『VoiceIn』の導入方法
①『Google Chrome web Store』を開く(リンク)
②『Chromeに追加』をクリック
③『拡張機能を追加』をクリックし権限の許可を行う
④Googleアカウントでログイン
⑤使用する言語を選択
⑥Microphoneのアクセスを許可
⑦『Voice In』のピン留めをする
右上の拡張機能一覧をクリックし、『Voice In』をピン留めしてください。ただし、ピン留めしなくてもキーボードのショートカット「Ctrl」+「Shift」+「9」からも使用可能です
以上で『Voice In』の導入は完了となります。では、実際のChatGPT上での使い方をみていきましょう。
『Voice In』使い方
テキストボックスに音声入力を行う場合、キーボードのショートカット「Ctrl」+「Shift」+「9」を押すか、アドレスバーにあるマイクアイコンを選択してください。
PCのマイクに話しかけるだけで、話した内容がテキストボックスに自動で記入されます。音声の入力を停止する際は、同じ手順でキーボードのショートカットやマイクアイコンを使用します。
ChatGPT上での実際の使用例
では、実際に使用してみましょう。
元の文章には、最近発表された『ChatGPT Enterprise』に関する記事より抜粋した以下の文章を用います。(記事のリンク)
『ChatGPT Enterprise』は企業向けのため特にセキュリティに力を入れているようです。
まず、入力内容がChatGPTの学習に利用されることは無くなりました。『ChatGPT Plus』プランでは、GPT4はトレーニングをオフにして利用することは可能ですが、『Advanced Data Analysis』やプラグインの利用する場合はChatGPTに情報を学習させることを許容する必要がありました。
実際に『Voice In』を用いて音声入力した結果が以下になります。
概ねうまく文字起こしできてはいますが、ChatGPTという単語がそのまま認識されず、別の言葉(どっちBT,チャットjpt)に変換されてしまっていることがわかります。
この点を以下のように修正しました。
このような短い文章の場合は手打ちの方が早いですが、インタビュー内容の書き起こしなど、録音データをもとに文字起こしする場合は、一度ChatGPTに『Voice In』を用いて書き起こした後、校正してもらうのが良いでしょう。
料金や設定について
『Voice In』は拡張機能のオプションから詳細な調整ができます。
無料版においては、「キーボードショートカットの変更」のみが設定可能です。
有料プランには月払い制(月に約8ドル)、年払い制(年間約40ドル)、一括払い制(約100ドル)があります。
有料プランではいずれも、以下のような様々な設定が追加されます。
・カスタム音声コマンド
上記のように、特定の言葉と文字起こしを対応させることができます。
・Word の音声コマンドの「元に戻す」および「削除」のロックを解除
・タイムアウト時間の延長
無料プランでは、音声入力は 60 秒間操作がないとオフになりますが、有料プランではこのタイムアウトは 30 分に延長されます。
・タブ変更に対応
無料プランでは、タブを切り替えるとディクテーションが停止し、Voice In を手動で再度開始する必要があります。しかし有料版では、ディクテーションの停止を気にせずにタブを変更できます。
・多言語対応
ボタンまたはキーボード ショートカットを使用して、複数の言語を簡単に切り替えることができます。
これらの機能によって有料プランではより快適にChatGPTへの音声入力を行うことができそうです。
まとめ
今回はChatGPTへの音声入力方法の一つとしてGoogle Chrome 拡張機能『Voice In』を紹介しました。
音声入力を導入することで、手打ち入力が面倒な長文や、元々音声データが用意されているインタビューのような状況では、かなり手間を省くことができるでしょう。
おすすめの活用方法としては会議の録音をとり、それを『Voice In』を用いてChatGPTに文字起こしし、さらにChatGPTによって議事録の形に校正してもらうことで議事録を完成させるという方法です。
ぜひ皆さんも試してみてください!
執筆者:河津 大誠
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